近畿大学附属豊岡高校卒業式の詳細
2025年2月15日(土)、兵庫県豊岡市に位置する近畿大学附属豊岡高校・中学校は、但馬地域で最も早く卒業式を実施しました。この特別な日には、183名の生徒が学び舎から新たな旅立ちを迎えました。
卒業生の晴れ舞台
卒業式では、多彩な賞の授与も行われました。成績優秀者には学園賞や優秀賞などが贈られ、在学中の努力が称賛されました。特に注目されたのが、池上十和子さんの存在です。彼女は研究に励み、国際的な舞台で数々の受賞を果たしました。池上さんは、「カニ殻からバイオプラスチックを生成する新規微生物の探索と同定」をテーマにした研究を行い、2024年のリジェネロン国際学生科学技術フェアでは、微生物学部門で優秀賞を受賞しました。彼女の成果は、単なる受賞にとどまらず、環境問題の解決に向けた貴重な一歩となっています。
定例の式次第
卒業式の進行は厳かに行われました。開式の辞や国歌斉唱、卒業証書の授与などが続き、特別賞の贈呈は特に感動的な瞬間でした。また、来賓の祝辞や在校生代表の送辞もあり、温かい雰囲気の中で進行しました。式の最後には学園歌が斉唱され、在校生と卒業生の絆が深まった瞬間として記憶に残ることでしょう。
池上十和子さんの業績
池上十和子さんは、在学中に数々の成果をあげてきました。以下は彼女の主な業績です:
- - 第35回AIG高校生外交官渡米プログラム選抜
- - GSC令和5年度全国受講生研究発表会文部科学大臣賞受賞
- - JSEC2023第21回高校生・高専生科学技術チャレンジ文部科学大臣賞受賞
- - iGEM 2023 Grand Jamboree出場(フランス・パリ)
- - リジェネロン国際学生科学技術フェア2024の微生物学部門で優秀賞受賞
彼女の研究は、科学雑誌『Newton』にも取り上げられ、特に注目されています。当日は豊岡市長から特別賞が贈られ、彼女の努力が認められました。このような偉業は、今後の環境科学の発展にも寄与することでしょう。
まとめ
近畿大学附属豊岡高校の卒業式は、ただの別れではなく、新しい挑戦に挑むためのスタートラインだったといえるでしょう。今回の卒業生たちが未来に向かって羽ばたいていく姿が楽しみです。彼らの新しい旅立ちに、心からの祝福を送りたいと思います。