戦争の現場を知る特別対談
2026年7月27日、児童書「ノンフィクション戦争は終わらない?武装解除・紛争予防の現場から」が発売されました。この本の著者である瀬谷ルミ子さんが、若手俳優でモデルの大野りりあなさんと共に、8月7日に行った特別対談の模様をお届けします。
児童書をきっかけに紛争解決の重要性を語る
この対談は、学研ビルで行われ、瀬谷さんは長年にわたり紛争地域で平和に向けた活動を行ってきた第一人者。大野さんは日本とイランにルーツを持ち、さまざまなメディアで活躍している子役。二人の対談は、驚くほどスムーズで楽しい雰囲気の中で進みました。
大野さんは事前に著書を読み、その内容や語られている考え方に感銘を受けて質問を用意しました。「危ない場所へ行く原動力はどこから来るのか?」、「本当の平和とは何か?」、「安心して暮らすために一番大切なことは?」など、切実な問いを投げかけます。
点が線になり、面になる
大野さんが最も心に残った言葉は「点が線になり、やがて面になる」というものでした。これは、少しずつでも自分の行動が周囲に波及し、大きな変化を生むという意味です。彼女自身、日本とイランという異なる背景を持つことで、特有の視点から紛争と平和について考える力を培ってきたと語ります。
瀬谷さんもこれに共感し、地域の人々が自ら進んで協力し合うことの重要性を強調しました。たった一人の行動でも、その思いがつながり、やがて大きな社会の変化に結びつくのだと説明します。
スラムの少年が教えてくれたこと
対談の中では、スラムで活動する中で出会った少年たちの事例が紹介されました。元ギャングの少年、ジェームスさんが示してくれた「選択肢の重要性」。彼は困難な環境から立ち上がり、他の子どもたちの希望となる存在へと変わっていった背景が語られ、対談に彩りを添えました。
子どもたちの夢
また、大野さんは「紛争地の子どもたちがどんな夢を持っているか」について質問しました。瀬谷さんは、教育を受けることが子どもたちの将来を渡す鍵であると説明。多くの紛争地の子どもたちが「学校に行きたい」と回答することに心が痛むと同時に、それが希望の象徴でもあるという見解を示しました。
彼らの未来の夢には、教師やパイロットなど、高い志を持つ姿が見えます。自らの足で進むための実現可能な選択肢を増やすことこそが、未来を築くために必要なことだと強調しました。
平和を目指す私たちの行動
この対談を通じて、両者の思いが一つになり、私たち一人ひとりができることに気づく瞬間がありました。特に、少年たちが自らの本来の姿を取り戻し、地域を良くするための行動を起こすことが、最終的に大きな変革を生むことに刺激を受けました。
最後に、瀬谷さんは読者に向けて「まずは自分自身が何をできるのか、どのように行動に移すかを考えることが大切」とメッセージを送りました。私たちが平和へ向けて共に歩むことの重要性を再認識させてくれる対談となりました。
この特別対談の全文や、関連する平和活動については、以下のリンクをご覧ください。
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こそだてまっぷ