新書で学ぶ放課後
2025-04-10 18:12:25
子どもの人生を豊かにする放課後の過ごし方とは?新書紹介
子どもの人生を豊かにする放課後の過ごし方とは?
近年、子どもたちの放課後をより豊かにする取り組みが注目を集めています。その中で、島根太郎氏が初めて著した新書『子どもの人生が変わる放課後時間の使い方』が、2025年5月9日に出版されます。これは、民間学童保育で約20年の経験を持つ島根氏が、子どもたちの「放課後」をどのように意味のある時間に変えるかを考察した作品です。
放課後、子どもたちに必要なもの
小学校が終わり、保護者が仕事を終えるまでの時間は、子どもたちにとって大切な「自由時間」となりますが、近年は大人が決めたスケジュールに縛られることが多くなってきました。学校や塾、習い事などで詰まった日々の中、自己決定ができる「余白」の時間が不足している現状が浮き彫りになっています。
島根氏が運営する「キッズベースキャンプ」では、放課後のこの貴重な時間を生かし、子どもたちが自発的に行動し、成長できる環境を整えています。子どもたちが読書をしたり、友達と遊んだりすることで、自分の意思で活動する力が育まれると考えています。
非認知能力の重要性
また、島根氏は本書の中で「非認知能力」の重要性について強調しています。自己肯定感、意欲、思いやりといった能力は、今後の社会で求められるスキルですが、学校の授業だけでは育ちにくい部分もあります。これからのAIや技術の進歩が進む中、こうした非認知能力をいかに育むかが、社会で必要とされる力を養う鍵となります。
コーチングの力
学童保育の現場では、「ティーチング」ではなく「コーチング」のアプローチを導入し、子どもたちの発言や思いを尊重する方が効果的だとされています。島根氏は、信頼関係を築く中で、子ども自身が考え、行動することを促します。本書には、具体的なエピソードや家庭での実践例が紹介されており、保護者も実生活で活用できる内容となっています。
まとめ
『子どもの人生が変わる放課後時間の使い方』は、子どもたちの非認知能力を育成し、放課後をより良い時間にするためのヒントが満載の一冊です。子育ての悩みを抱える親や教育関係者にとって、実践的なアドバイスが得られるでしょう。予約販売は4月10日から開始されるため、是非手に取ってみてください。