はがきで子どもを守る
2025-02-05 12:31:28

はがきや切手がもたらす子ども達の未来を守る活動の現状

はがきや切手がもたらす子ども達の未来を守る活動の現状



私たちが普段使わないはがきや不要な切手。その小さなアイテムが、実は途上国の子どもたちにとっての生命線となることをご存知でしたか?

「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)では、未使用のはがきや切手、さらには使用済みの切手を回収するキャンペーンを行っています。この取り組みは、580万人以上の子ども達にポリオワクチンを提供した実績があります。

はがき・切手回収キャンペーンの拡充



昨年の活動の結果、JCVは521,719人分のポリオワクチンの支援を実現しました。今年からは新たに外国の未使用・使用済み切手も回収対象に加わり、さらなる支援を目指しています。

集まったはがきや切手は、郵便局での切手シート対に交換されたり、コレクターに売却されたりして、途上国の子どもたちへワクチンとして届けられます。具体的に言えば、85円のはがきを10枚集めることで、約40人のポリオワクチン支援が可能です。

皆の想いを届ける



全国の善意ある方々からは、思い出のあるコレクションやオフィスで見つけた未使用のはがきや切手が、寄付の形で寄せられています。このような声が集まることで、支援が途上国の子どもたちに届きます。特に、昨年支援を受けたバヌアツの看護師からは、「皆さまのご支援のおかげで、小さな命を守ることができています」という感謝の言葉も届いています。

詳細なキャンペーン規約



今年からの変更点として、回収の対象が外国の切手にも広がっています。具体的には、未使用・使用済みの外国切手、未使用・書き損じはがき、日本の未使用・使用済みの切手などが対象です。その他、金券やアクセサリーなども受け付けていますので、不要なものを整理するついでに、支援を考えるのも良いかもしれません。

回収物品を送付する際には、事務所宛に詰めて送り、その際に日本切手と外国切手は分けてお送りいただく必要があります。また、領収書が必要な場合は、事前に連絡をすることでメールで受け取ることも可能です。

ワクチンが必要な現実



途上国では、ポリオやはしか、結核といった感染症が日常の脅威となっており、ワクチンが不足する中、毎日4,000人の子どもが命を落としています。この状況を改善するために、JCVはすでに2024年に1億以上のワクチンを供給しています。これらのワクチンは、募金、はがき・切手回収、様々なパートナーシップを通じて集められた資金によって賄われています。

私たちの取り組み



私たちは1994年の設立以来、日本国内外でのワクチン支援を続けてきました。JCVは、UNICEFや各国の保健省との協力関係を深めながら、毎年多くの子どもたちにワクチンを届け、その未来を担保するために尽力しています。私たちの支援が、途上国の子どもたちの命を救う手助けをしているのです。

★ぜひ、あなたの不要なはがきや切手が持つ可能性について考えてみてください。日常の小さな寄付が、未来の命を救う大きな力となることを信じて、ぜひご協力をお願いいたします。


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