子ども向けプログラミング学習動画でICT教育をサポートするTKCの新たな取り組み

最近、プログラミング教育が注目を浴びています。子どもたちが将来の社会で必要なスキルを身につけるために、早期からプログラミングを学ぶことが重要視されている中、株式会社TKC（栃木県宇都宮市）が注目すべき取り組みを始めました。それは、小学生を対象としたプログラミング学習動画の制作と公開です。

TKCの背景と目的

TKCは「とちぎICTイノベーションチャレンジキッズプログラミングスクール」に特別協賛を行うなど、地域の子どもたちのICT教育を支援する姿勢を貫いています。ただ、プログラミングスクールの参加には人数制限や距離の問題があるため、参加できない子どもたちに対しても学びの機会を提供することが求められていました。その解決策として、全5回にわたるプログラミング学習動画が製作されました。

学習動画の概要

このプログラミング学習動画は、新入社員が研修の一環として企画したもので、物語仕立てになっています。主人公の羊、ラム君は、雨の日に野球をすることができませんでしたが、プログ博士の助けを借りてプログラミングで野球ゲームを作ることに挑戦します。このストーリーを通して、初心者向けのプログラミングソフト「スクラッチ」を学ぶ内容になっており、楽しみながらプログラミングの基礎を習得できます。

動画の公開場所

制作された動画は以下の2つのWebサイトで視聴可能です。
1. TKCグループHP - 地域貢献への取り組み
2. 下野新聞デジタル

新人研修制度とクラウドエンジニア制度

TKCでは新入社員を約9ヶ月間研修し、プログラミングの基礎知識を身につけさせた後、各部署に配属します。このプログラムのアイデア出しも研修の一環であり、彼らの創意工夫を形にしたものです。また、地方の高校卒業生がプログラマーとして入社すると、入社2年目からは地元大学で学士号を取得するための制度も整っています。学業と仕事を両立させながら、TKCが学費を全額負担するというサポート体制を作っています。

若手社員の挑戦を紹介

さらに、入社1年目から5年目の若手社員を対象にしたインタビュー動画「若手社員の挑戦一流のエンジニアを目指して」が公開されています。この動画では、研修を受けながら成長する様子や、クラウドエンジニアが大学に通う様子が収められています。興味がある方はぜひ視聴してみてください。
1. TKCグループHP - クラウドエンジニア制度
2. 下野新聞デジタル