大洗町での海ノ民話アニメーションフィールドワーク
2026年2月12日、茨城県大洗町にて海ノ民話アニメーション「織姫塚」の舞台に関するフィールドワークが行われました。このイベントは、一般社団法人日本昔ばなし協会が推進する「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環として、大洗町教育委員会と連携して実施されました。この取り組みは、次世代に美しい海を引き継ぐことを目的に、海の大切さや人のつながりを学ぶ貴重な機会となることを目指しています。
フィールドワークの詳細
日時・場所・参加者
山岸川沿いに位置する「織姫塚」を訪れたのは、大洗町立大洗小学校の「探検部」の児童11名です。プログラムは、まず織姫塚を訪問し、その後、大洗町教育委員会の蓼沼氏による専門的な解説が行われました。
学びの内容
このフィールドワークは、民話「織姫塚」の背景にある自然環境や先人たちの教えを深く理解することを目的としていました。羌沼川のほとりに立つ児童たちは、海水と淡水が交じり合う「汽水域」の独特な仕組みや、その周囲に生息する多様な生態系について学びました。蓼沼氏は「川面に感じる波紋の違いに注目して」と児童たちに手を挙げ、潮が引くと岩が顔を出す場所について説明しました。その様子に心を躍らせ、子どもたちは水面下に隠された不思議な地形を一生懸命に観察しました。
織姫塚の環境
フィールドワーク中、織姫塚の周囲は深い藪で覆われており、直接近づくことは危険とされました。そのため、館の対岸である水戸市側から見学を行い、実際の地形を目の当たりにすることで、民話で語られた「決して近づいてはいけない」という教訓を、児童たちが自分のものとして感じることができました。
参加者の反応
このフィールドワークに参加した児童からは様々な声が寄せられました。
- - 「探検部の最後の活動だったけど、楽しく学べた」と小さな満足感を示してくれました。
- - さらに、「この川底に、織姫様がいると理解できた」と話し、物語の内容を実際の環境で学ぶことの意義を強調しました。
- - また、「いつもは通り過ぎてしまう場所だったけど、今日は話を聞くことで面白さを知ることができた」と喜びの声もありました。
結論
今回のフィールドワークは、民話の舞台と地域の自然環境を繋げる貴重な機会でした。子どもたちが海と日本のつながりを学び、その重要性を感じることは、未来の環境保護意識の育成にもつながるでしょう。今後もこのような活動を通じて、地域の文化や自然の魅力を次世代に引き継いでいくことが大切ですね。