第3回 未来キッチン イラストコンテストの結果発表
クリナップが支援する「未来キッチンプロジェクト」に基づく「第3回未来キッチンイラストコンテスト」の結果が発表されました。このコンテストは、家庭の中心に位置するキッチンを通じて、未来の社会やSDGsについて考えるきっかけを子どもたちに提供することを目的としています。大会には、全国の小学生から合計3,122点の作品が寄せられ、その中から特に優れた作品が選ばれました。
受賞作品とその背景
受賞者として選ばれたのは、最優秀賞に輝いた脇田良太郎さん(大阪教育大学附属天王寺小学校 3年生)の「KinoKo Kitchen house」という作品です。この作品は、エネルギー循環の仕組みを明確に示しています。菌糸体というきのこの特性を活かし、建築材料として利用する斬新な視点が評価されました。
また、作品には家族の笑顔に満ちたキッチンが描かれており、見る者に明るさを伝えます。具現化されたアイデアは、持続可能な未来を意識しながら、日常生活に楽しいエレメントを取り入れています。作品から溢れ出る温かい思いやりが、大きな評判を呼びました。
各受賞カテゴリ
最優秀賞の他にも、以下のような賞が授与されました。
- - 未来アイデア賞: 未来を見据えた独創的な視点から評価された作品
- - ハートウォーム賞: 作品を通じて家族や地球への思いやりが感じられるもの
さらに、優秀賞には18点、学校団体賞には5校が選ばれ、多くの子どもたちの素晴らしいアイデアが認められました。受賞作品や学校団体賞の詳細は、コンテスト公式サイトでご覧いただけます。
未来を見据えたキッチン
脇田さんの作品「KinoKo Kitchen house」は、ただのキッチンではありません。「きのこ」をテーマにしたこのキッチンは、栄養価の高い食材を日常の料理にふんだんに活用することを提案しています。作品の中で脇田さんは、きのこの菌糸体を用いて、建材としての可能性を探り、持続可能な社会を目指しています。具体的には、以下のような構想が描かれています。
1.
きのこハウス: 菌糸体を利用し、強度が木材に匹敵する住宅。
2.
廃棄物利用: 調理によって出た野菜くずを“たい肥マシーン”へ投入し、再生利用。
3.
家庭菜園との連携: 食品廃棄物から作った肥料で育てた野菜の収穫が可能。
4.
エネルギー自給自足: 太陽光パネルと菌糸体を活用したバイオ電池を利用し、自宅の電力を賄う。
こうした構想は、未来の環境意識の高い子どもたちの心を反映しており、将来の地球にポジティブな影響を与えることが期待されています。
まとめ
今回のコンテストは、クリナップが主催する小学生の参加を促す素晴らしい機会となりました。子どもたちの作品には、想像力と独自の視点から生み出されたアイデアが詰まっています。今後も、彼らの柔軟な考えがイノベーションに繋がっていくことを望んでいます。受賞者や作品の詳細は、
公式サイトで確認可能です。未来のキッチンについて、ぜひ一度ご覧ください!