子どもセンターぬっく、10周年記念シンポジウム開催
特定非営利活動法人子どもセンターぬっくが、設立10周年を記念したシンポジウムを2025年11月1日に開催します。このイベントでは、家庭に居場所がない子どもや若者たちの支援について、さまざまな視点から議論し、未来の支援の形を考える貴重な機会が提供されます。
シンポジウムの概要
シンポジウムのタイトルは「ぬっく10周年記念シンポジウム〜ぬっくが取り組む『困難の中にある子どもの声を聴く』支援について〜」です。開催場所は、大阪国際交流センターの小ホールで、参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。定員は120名で、子どもや若者の支援に興味がある方々を対象としています。
プログラムの説明
イベントは大きく二部構成に分かれています。まず第一部では、ぬっくの理事長である玉野まりこさんをはじめとするチームが、10年間の活動報告を行います。その後、基調講演として、子どもシェルターの先駆者である坪井節子さんと、子どもアドボカシーの専門家で熊本学園大学の教授である堀正嗣さんが登壇します。
第二部では、パネルディスカッションが行われます。ここでは、講師陣や専門の子ども担当弁護士が参加し、具体的な支援方法や実際の課題について討論します。聴衆の方々も参加しやすい形式で進められますので、双方向の意見交換が期待されます。
ぬっくの取り組み
ぬっくは、家庭に居場所を無くしてしまった10代後半の子どもたちを支援するための組織です。具体的には、女子専用子どもシェルター「ぬっくハウス」と、自立援助ホーム「Re-Co」、男子専用の自立援助ホーム「Ma-Co」を運営しています。また、電話相談や退居後の子どもたちへのアフターケア事業も実施しています。
10周年を迎えるぬっくは、これまでの活動を振り返りながら、今後の支援の形を皆さまとともに考える場を設けました。「子どもの声を聴く」ことが中心テーマですので、この問題について考える意識を高める良い機会と言えるでしょう。
参加を呼びかける
子どもや若者の支援に関心のある方には必見のイベントです。専門職だけでなく、教育者、保護者、地域の支援者、そして何より実際に支援を必要としている方々にも参加していただきたいと思います。子どもたちの未来を一緒に考える場に、ぜひお誘い合わせの上ご参加ください。
今後もぬっくは、家庭に居場所のない子どもや若者たちを支援し続けるため活動していきます。ぜひ、皆さまの参加をお待ちしております。