国際女性デーに合わせてスタート!「2 Hours Project」可能性を広げる取り組み
2024年3月8日、国際女性デーを機に公益財団法人山田進太郎D&I財団が新たに始動させる「2 Hours Project」についてご紹介します。このプロジェクトは、STEM(理系)分野で学んでいる大学生や大学院生、またはその分野で働く女性が、母校で中高生女子に自身の体験を伝え、進路やキャリアに関するインスピレーションを提供することを目的としています。
参加のメリット
STEM領域における女性の大学進学率は、OECD諸国の中でも最も低く、わずか20%にとどまっています。この背景を受け、D&I財団は中高生たちに向けた「Girls Meet STEM」プログラムを通じて女子学生の進学意欲を引き上げてきました。過去のプログラムでは、参加者の71%が「将来のロールモデル」となりうる人物を見つけ、45%がSTEM分野に魅力を感じたと回答しています。また、理系への進学意欲は16%向上しました。このような実績を経て、「2 Hours Project」の実施が決定されました。
プロジェクトの詳細
2 Hours Projectとは
「2 Hours Project」は、STEM分野で活動する女性が「1年で2時間」母校を訪れ、進路選択や大学生活、業界での経験を語るものです。飾らないストーリーを通じて、後輩たちにリアルな情報を提供します。このプロジェクトは、自身のキャリアに不安を抱く中高生にとって貴重な機会となり、様々な選択肢を広げる助けとなるでしょう。
参加者の募集
このプロジェクトでは、中高生に向けてSTEMの素晴らしさを伝えるための参加者を募集しています。対象は、STEM関連の学部で学ぶ大学生、大学院生、またはその分野で働く女性です。興味を持たれる方はぜひ登録してみてください。
登録フォームはこちら
実施の流れ
プロジェクトの詳細な情報は公式ウェブページに掲載されていますので、そちらをご覧ください。教育機関や学校関係者の方々も、卒業生による体験談を希望される場合にはぜひお問い合わせください。
「2 Hours Project」公式ウェブサイト
「Girls Meet STEM」プログラムとの連動
「Girls Meet STEM」は、中高生女子がSTEMの現場を体験できるプログラムで、企業や大学のキャンパスでの見学を通じて、実際に働く女性たちとの交流を促進しています。この取り組みでたくさんの女子学生が希望を持ち、進路選択に真剣に向き合うきっかけを得ることができます。
D&I財団について
公益財団法人山田進太郎D&I財団は、ダイバーシティとインクルージョンを推進し、誰もが能力を発揮できる社会の実現を目指しています。このプロジェクトに参加することで、STEM分野でのジェンダーギャップを埋める一助ともなるでしょう。
このような意義あるプロジェクトを通じて、未来の女性たちに希望を届けることができればと願います。是非、この機会に自身の未来を考えたり、参加を検討してみたりしてはいかがでしょうか。