追手門学院大学の理工学部がスタート!
2025年4月6日、追手門学院大学(略称:追大)は新設された理工学部を含む新入生2,668名を迎え、初の入学式を大阪国際会議場で開催しました。この日は、本学にとって特別な意味を持つ日となりました。
理工学部開設の背景
追手門学院大学は、長期構想2040及び中期経営戦略に基づき、「文理を超えた学び」を実現するための学部新設や改組を進めてきました。2014年には5学部3研究科で6,414名の学生を有していた本学ですが、今後は理工学部を加えることで、2025年には9学部3研究科に拡大し、学生数も9,482人に達する見込みです。
新設された理工学部は、これまで人文・社会科学系に中心を置いていた教育・研究環境に新たな風を吹き込みます。この新しい学びの場は、学生たちに多様な知識と技術を習得するチャンスを提供し、未来の科学者や技術者、思想家を生み出す架け橋となることでしょう。
入学式の内容
大阪府立国際会議場で行われた入学式は、午前と午後の二部制であり、真銅学長による式辞や新入生代表の宣誓など、多くのプログラムが用意されていました。特に注目されたのは、日本科学未来館館長であり、IBMフェローでもある浅川智恵子氏が発信したビデオメッセージです。浅川氏は、本学の卒業生であり、本学の客員教授にも就任した人物です。
浅川智恵子氏からのエール
浅川氏は本学の13期生であり、文学部イギリス・アメリカ語学文学科を卒業後、東京基礎研究所で研究を重ねる中で、視覚障害者を支援する「AIスーツケース」の開発にも取り組んでいます。2025年の大阪・関西万博では、この技術の実証実験が行われる計画です。彼女の成功物語は、追手門学院が目指す「文理を超えた学び」の象徴でもあり、学生たちにとっても強い刺激となることでしょう。
学生たちの未来に期待
新入生たちは、浅川氏の姿を見ながら、自身の可能性を広げていくことが期待されます。追手門学院大学での新しい学びと仲間との出会いは、彼らにとって貴重な経験となるでしょう。「文理を超えた学び」という教育理念を体現し、将来に向かって力強く歩んでいく新入生の姿が目に浮かびます。
これからの追手門学院大学に注目が集まります。一歩ずつ前進し、学生たちがどのような未来を切り開いていくのか、今後の展開が楽しみです。