能登ボランティア活動レポート
2025年10月11日から13日にかけて、石川県輪島市で「一般財団法人ゆめいく」が実施した被災地支援活動の報告です。この活動は、若者たちが地域の方々と触れ合い、心のつながりを育むことを目的としています。
活動の背景と目的
「ゆめいく」の能登訪問は、昨年11月と今年2月に続く3回目の活動となります。地域住民との信頼関係を一層深める取り組みです。地域商店「もとやスーパー」の本谷さんとの会話が大きなきっかけとなり、「能登の男はプライドが高く、孤独を抱えている方も多い。そこで、心通わせられる場所を作りたい」という思いを受けて、「卓を囲み、心をつなぐ」を活動テーマとしました。健康麻雀や地域清掃を通じて、地域の方々へ笑顔と会話を広げることを目指しています。
能登半島地震の影響で地域の人々が訪れられる“居場所”の再生は重要な課題となっており、ゆめいくの活動がその解決に寄与できることを願っています。
活動内容
笑顔あふれる交流イベント
地域の皆さんと共に健康麻雀や将棋、スリッパ卓球といったゲームを通じて交流を深めました。参加した子どもたちは世代を超えて笑い合いながらつながりを感じることができました。また、地元の方に魚のさばき方を教わり、自身で調理する喜びを体感しました。コースターづくりでは、地域の方々と手を動かしながらの会話が生まれ、ものづくりを通じてあたたかい時間が共有されました。
「初めて麻雀をやってみたけど、地域の人と一緒に楽しめて楽しかった!」(18歳・参加者)との声が響きます。サバとカレイのさばきも体験し、参加者からは「おいしい!自分でできたのが嬉しい!」と大好評。また地域の方々からも「若い人たちが来てくれて元気をもらった」という意見が返ってきて、相互に必要とされる存在となったようです。
地域支援活動
田んぼの草取りや炭にする木の運搬、畑の排水路の清掃など、地域環境を整える作業にも積極的に取り組みました。体力を使う一方で、みんなで「声を掛け合いながら」協力して作業を進める姿が印象的でした。教えられたことを次は他の子に教える場面も見られ、支え合う関係が自然と生まれる風景はとても温かいものでした。
参加した18歳の若者は、「みんなでやり切れて気持ちよかった」と達成感を語り、14歳の子供は「もっと役立てるように頑張りたい」と意気込みを見せました。地域住民の方々からは「部外者がこんなに一生懸命やってくれて、本当にありがたい」との言葉もいただくことができました。
今後の展望
参加した若者たちはこの経験を通じて、人と支え合う意義や自身の成長を実感しました。ゆめいくは今後も続けて能登半島での活動を行い、地域の復興と若者の成長を支援する取り組みを継続してまいります。
ゆめいくの活動を支えるために
「ゆめいく」では、子どもや若者が自ら学び、表現し、未来を選び取るための多様な支援活動を行っています。この活動をより多くの方に広げるため、ご寄付やご支援を心よりお待ち申し上げております。詳しい情報は
こちらのリンクをご覧ください。
団体概要
一般財団法人ゆめいくは、「夢を育む」と「You make(あなたがつくる)」というメッセージを込めた団体です。子どもや若者が自らの力で未来を切り開くための支援を行っており、全国規模で福祉、教育、体験、表現と多岐にわたる事業を展開しています。