小学生が選ぶ好きなアーティストランキング
最近の調査結果から、小学生たちが注目しているアーティストの傾向や、彼らが選ぶ習い事の人気について詳しくご紹介します。『コロコロコミック』の読者1,000人を対象に行った音楽に関するアンケートからは、音楽に対する新しい「入り口」が見えてきました。特に、子どもたちが家庭のサブスクリプションサービスやSNSを通じて音楽に触れる機会が増えています。
Mrs. GREEN APPLEが1位
『コロコロコミック』の2025年5月号に掲載されたアンケート結果では、好きなアーティストの1位に「Mrs. GREEN APPLE」が選ばれました。その後には、2位の「YOASOBI」、3位に「Creepy Nuts」、「ONE OK ROCK」や「SEKAI NO OWARI」が続く形となり、最新の音楽トレンドを反映した結果となっています。6位には有名な「B'z」や「L'Arc-en-Ciel」が入り、さらに9位にはレジェンドとも言える「ビートルズ」が続くという多様性を見せました。小学生たちが様々な世代の音楽に触れている証拠です。
音楽系習い事の傾向
次に、音楽に関連する習い事の選択について見ていきましょう。「ドラム」が1位に選ばれ、続いて「ギター」が2位、「ピアノ」が3位という結果になりました。「なし」と答えた子どもが71.6%という中、やはり音楽を学びたいと思っている子も多いようです。特に、今やバンドのパフォーマンスをテレビやYouTubeで見かける機会が多く、「自分も挑戦してみたい」と思う子どもたちが増えていると思われます。
サブスクとSNSの利用状況
最近の調査からは、家庭での音楽体験が変化していることが分かります。家庭内のサブスクリプションサービスとして「Amazon Prime」を利用している家庭は56.6%に及び、「YouTube Premium」も20.1%に達しています。つまり、小学生たちは多様な音楽コンテンツに親しんでいる環境が整っています。
一方で、SNSの利用は限定的です。『コロコロコミック』の別の調査では、小学生自身のSNSアカウントを持っている割合は25%未満で、多くの子どもたちがSNSを利用していないことがわかりました。これは、まだ彼らの日常生活の中ではSNSが主流な情報源となっていないことを示しています。
調査の背景
この調査は、『コロコロコミック』の読者やその家族を対象に行われ、2024年と2025年にそれぞれ実施されました。子どもたちがどのように音楽と出会い、親しんでいるかを探ることで、今後の音楽文化に何が必要かを考える大切なデータとなりました。音楽に対する興味が、家庭環境や新しいメディアの影響を受けて変化していることが明らかになりました。
おわりに
今後とも『コロコロコミック研究所』では、小学生たちの音楽文化の変化を観察し、子どもたちが音楽に親しむためのアイデアを提案していく予定です。音楽は世代を超えて受け継がれる文化であり、子どもたちの「好き」を見つける手助けは今後の音楽界にもつながります。新しいエンタテインメント文化を共創していくことができることを楽しみにしています。