新たな中学校給食の試み
この度、関東学院大学栄養学部と横浜市教育委員会がタッグを組み、学生たちが考案した新しい中学校給食の献立が登場します。大学生の創意工夫による献立は、中学生も試作や試食に関与し、実際に彼らの意見を取り入れて決定されたものです。
献立の選定プロセス
昨年7月から今年の12月にかけて、関東学院大学の栄養学部寺本あい准教授のゼミナールでは、栄養満点で魅力的な献立を考え出しました。最初に特別講義が催され、学食の基礎知識を学んだ後、8名のゼミ生が2グループに分かれ、それぞれ5つの献立を作成しました。
12月には試食会が行われ、そこで選ばれた4つの候補が実際に中学生に試食されました。この試作には浦島丘中学校と新田中学校の生徒も参加し、競い合いながらそれぞれの献立の優劣を決めました。
採用された献立
以下の2つの献立が中学校給食に採用され、横浜市の2棟にて提供されることが決定しました。
- 夏野菜ドライカレー
- チキンナゲット
- 湘南ゴールドゼリー
- ピリ辛きゅうり
- キャベツとにんじんのスープ
- 豆腐ハンバーグ トマトソース
- コールスローサラダ
- レモンゼリー
- オクラとチーズのおかか和え
- 冬瓜スープ
ゼミナールの活動について
寺本ゼミナールでは、学生たちが食材の特性を生かし、美味しさを引き立てる調理方法を提案しています。単に栄養バランスが良いだけではなく、見た目や味にもこだわった食事を提供することを目指しています。特に今回の試みは、学生たちが実際に中学生と関わることで、リアルなフィードバックを得る貴重な経験となりました。
給食への込める思い
中学生たちは、自分たちが考えた献立が実際に給食として提供されることに大きな期待を寄せています。日々の食事がどれほど大切か、地元産の食材を使うことの意義を感じながら、健康的で美味しい食を楽しむ機会が増えることは嬉しいニュースです。これにより、学生たちの食と健康に対する意識がさらに高まることが期待されています。
また、大学と地元中学校の連携が進むことにより、地域の食文化が育まれ、次世代の食育にも繋がっていくことでしょう。横浜市中学校給食公式インスタグラムでは、ゼミ生たちの活動の様子も随時掲載される予定ですので、こちらも要チェックです!
このような取り組みを通じて、地域が一体となり、未来の健康を担う若者たちに食育を進めることができるのです。私たちも食事を通じて学び、楽しむことで、より豊かな生活を送る手助けをしていきたいですね。