関西外国語大学入学式の様子
2023年4月、関西外国語大学では3723人の新入生を迎え、盛大な入学式が開催されました。この日は、新学長の菊池清明氏が初めての挨拶を行い、学生たちに向けて外国語を学ぶ意義を力強く語りました。
外国語の学びの重要性
菊池学長は、告辞において「なぜ関西外大に入学しようと思ったのか」「なぜ外国語を専攻しようと思ったのか」という二つの問いを投げかけました。彼の言葉は、学生たちが自らの選択を振り返り、未来の可能性を考えるきっかけとなりました。彼は、関西外大のカリキュラムが学生たちの上達をサポートすることを強調し、「日本の大学生の中で卒業時に英語能力が高い学生はごく少数だが、当校ではその割合が高い」と述べました。
特に留学経験は知見を広げる重要な要素であり、グローバルな舞台での活動が期待される学生たちにとってその経験は極めて貴重です。さらに、学長は「Carpe Diem」(その日を楽しみなさい)という言葉を引用し、日々の瞬間を大切にし、真剣に生きることの重要性を訴えました。
刺激的な祝辞と学生代表のスピーチ
入学式には、谷本榮子理事長・総長も出席し、挨拶を行いました。彼女は、「関西外大はただ言語能力を高めるだけでなく、多文化共生に必要な知識や能力を養うための環境を提供します」と力説しました。これまで50年間で5万6000人の学生を海外に派遣し、多くの留学生を受け入れた実績が学生たちの未来に対する期待を膨らませます。
その後、在校生を代表して英語国際学部3年の松浦真菜さんが歓迎のスピーチを行い、英語と中国語、日本語で挨拶する場面も見られました。松浦さんは、「新しい言語を学ぶことは新しい視点を得ることだ」と語り、多文化共生において言語の持つ力を強調しました。
新設アジア共創学科の開設
今年度から新設されたアジア共創学科は、アジア地域から世界で活躍する人材を育てることを目的としています。この新たなプログラムは、国際的な視野を広げ、学生たちの可能性をより一層高めることを目指します。これにより、関西外大は今後も多様なバックグラウンドを持つ学生たちを受け入れ、国際社会に貢献する人材を育成することを手助けしていくと期待されております。
まとめ
3723人の新入生が関西外国語大学のキャンパスに新たな風を吹き込む中、菊池新学長のリーダーシップの下、多文化共生の重要性が一層強調されています。彼らの未来がこの学びの場で豊かに広がることを願って止みません。留学や多言語学習を通じて、世界に貢献する力を身につけ、彼らの夢や目標を実現できるよう応援していきましょう。