認定NPO法人オリーブの家がダブル認証を取得
オリーブの家(岡山県津山市)がこの度、認定NPO法人としての地位を継続すると共に、第三者機関からの「グッドギビングマーク」を新たに取得しました。これにより、国内の約5万団体あるNPOの中で、わずか2.6%しか得られないダブル認証の栄冠に輝くこととなったのです。この成果は、同法人が高いガバナンスと情報公開を実現していることを示す大きなステップです。
グッドギビングマークとは
「グッドギビングマーク」は、NPOの組織の信頼性を評価するための新たな制度で、第三者機関である日本非営利組織評価センター(JCNE)が厳格な基準で評価を行ないます。この審査では、組織運営やコンプライアンス、資金管理、活動実績を含む全23項目について、満たす必要があります。その結果、透明性の高い寄付先であることが証明され、寄付者が安心して支援を行える証となります。
認定NPO法人の意義
オリーブの家は、以前から「認定NPO法人」として事業を展開してきましたが、今回の更新審査を無事に通過し、引き続き信頼される団体であることを示しました。この認定を得るためには、地域住民からの支持や法令遵守、事務処理能力の高さが求められます。高い基準をクリアし続けることが、地域社会や行政からの信頼を獲得する証となっているのです。
理事長のメッセージ
理事長の山本礼知は、「人はいつからでもやり直すことができる」という理念の下で、DVや貧困に苦しむ女性やその子供たちの自立を支援してきたと語ります。ダブル認証の取得は、支えてくださる支援者に対する『信頼の通知表』であるとのこと。また、オリーブの家は前理事長から受け継いだ精神を大切にしながら、引き続き透明性の高い組織として活動をすすめていくとしています。
主な活動と実績
現在、オリーブの家では多様な支援を行っています。具体的な活動内容は以下の通りです。
- - DV・虐待被害者の保護:シェルターを運営し、約165名の保護実績。
- - 相談業務:365日体制で専門の相談員がリモート及び対面で対応。
- - アウトリーチ支援:ひとり親家庭への食料支援や生活用品の提供を実施。
- - ペット同伴避難:ペットと一緒に避難できるシェルターを運営し、地域における選択肢を拡大しています。
団体の概要
- - 名称:認定特定非営利活動法人オリーブの家
- - 所在地:岡山県津山市中島
- - 代表者:理事長 山本 礼知
- - 設立:2017年12月
- - 主な事業: DV被害者の一時保護、心理カウンセリング、ひとり親世帯への学習・食料支援、居住支援。
- - 公式サイト:オリーブの家
今後もオリーブの家は、より多くの人々の命と心を守るための支援活動を続けていきます。