小学生が生成AIで広島の魅力を発信するポスター制作イベント開催
2025年3月27日、広島市にある株式会社中国新聞社本社で、「生成AIとつくろう!わたしたちの広島 PRポスター」というイベントが開催されました。このイベントは、フューチャー イノベーション フォーラム(FIF)が主催し、小学4~6年生の18名が参加しました。
生成AIを楽しく学ぶ機会
このイベントでは、現代のデジタル技術の一環として急速に発展している生成AIに触れることが目的とされています。参加することで、子どもたちはこの新しい技術の使い方を楽しみながら学ぶことができました。彼らはグループに分かれ、協力し合って地元・広島をPRするポスター制作に挑戦しました。
まず、参加者たちは生成AIの基本的な知識や特性についてのミニ講義を受けました。この講義では、AIをどのように活用するのか、楽しいクリエイティブな表現がどのようにできるのかを理解しました。
キャッチコピーとビジュアル制作
次に、各グループは自ら考えたキャッチコピーを元に、生成AIを使ったビジュアル制作に取り組みました。FIFが特別に準備したオリジナルのAIキャラクターに助けてもらいながら、言葉をさらにブラッシュアップ。広島の特色や魅力が存分に伝わるよう工夫を凝らしました。
そして制作段階では、参加者は自分たちが愛する広島の食べ物や観光名所をAIに入力し、それに基づいたデザインに細かな指示を出しました。「この色をもっと鮮やかに」「原爆ドームをもっと大きく」など、彼らの思い描くイメージに近づけるために試行錯誤が繰り返されました。
発表と振り返り
最後のステップでは、各グループが完成したポスターの発表を行い、他のグループの作品も鑑賞しました。参加者からは「自分たちの思いをAIに伝え、より良いものにする楽しさを感じた」「初めは思うように行かなかったが、工夫を重ねることで楽しい体験になった」といった感想が寄せられました。中には「また来年も参加したい!」という意欲的な声もあり、イベントの成功を物語っています。
未来に向けて
フューチャー イノベーション フォーラムは、こうした新しいテクノロジーを体験できる機会を通じて、子どもたちが未来に向けての可能性を広げる手助けをしていきます。また、地域復興や教育的価値を意識し、引き続き魅力的なプログラムを展開していく方針です。
このイベントを通じて、参加した子どもたちは地元の魅力を再認識し、創造性や表現力を養う貴重な体験を得ることができました。地域の文化を次世代に引き継ぐための素晴らしいステップと言えるでしょう。