横浜市立舞岡中学校での職業講話、学生が地域課題に挑戦！

横浜市立舞岡中学校の職業講話に密着

2025年度、横浜市立舞岡中学校で行われた「課題解決型職業講話」では、日本濾水機工業株式会社が参加し、生徒たちが地域における飲料水の確保に向けたチャレンジに取り組みました。この取り組みは、同社が支援するNPO法人アスリードのキャリア教育プログラムの一環であり、参加したのは3年生の5チームです。

課題設定：災害時の救済策を考える

日本は自然災害が多い国で、毎年多くの人々がその影響を受けています。特に災害時に問題となるのが生活用水の確保です。それを踏まえ、ロスイキが提案したのは「地域を守るための移動式濾過機の設置計画を立てよう」というテーマ。生徒たちは地域の安全を考慮し、最適な設置場所について考えます。

ロスイキによる講義

現場では、ロスイキの従業員が移動式濾過機の技術について説明しました。この濾過機は、物理的なフィルタリングに加えて臭いや色を吸着し、軽量で取り扱いも簡単。約60回の使用が可能であり、災害時においても迅速に使用できることが特徴です。

学生たちの反響

生徒たちは、この実践を通じて多くのことを感じ取りました。

- 「グループで意見をまとめるのは難しかったが、みんなの工夫が生かされた」
- 「濾過機についての理解が深まった」
- 「将来について考えるきっかけとなった」
- 「意見をまとめることはチームワークが求められると実感した」といった声が寄せられました。

今後の活動

今回の職業講話を通じて生まれたアイデアは、地域の防災活動やさらに深い探究学習へと繋がる予定です。生徒たちはこれを踏まえ、今後の学びや将来に役立てることを強く意識しています。

企業とNPOの共同の意義

日本濾水機工業は107年にわたり、精密濾過技術に基づいてさまざまな産業を支えてきました。看護や医療美容分野にも貢献しており、高品質の医療用水製造プラントの納入実績も持つ企業です。また、NPO法人アスリードは、若者が自らの未来を考え、自信を持って進むためのサポートを行っており、地域の若者たちに貴重な経験を提供しています。