学生ボランティアが創る「LGBTQブックフェア」が船橋で開催！

船橋市の学生ボランティアが贈る特別なブックフェア

千葉県船橋市で、学生ボランティアが中心となって開催するブックフェア「モノクロ〜世界を彩るカラフルの魔法〜」が、8月1日から31日までの一ヶ月間、船橋市中央図書館で行われています。このイベントは、LGBTQやジェンダーに関する書籍を選び、紹介することで、多様性を尊重した社会を育むことを目的としたものです。

学生たちの声とサポート

ブックフェアの企画には、船橋市で行われたボランティア体験マッチング会に参加した中高大生が関わっています。その中で、多くの学生がLGBTQという言葉を知っていることがわかり、こうした柔軟な思考を持つ若者たちと一緒に性について話し合えるということは、非常に貴重な経験です。これは、JASH（日本性の健康協会）が提唱する「性について語る人、場所、知識」が実現されるための活動の一環と言えるでしょう。このブックフェアは、学生の独創性や思考を社会に発信し、LGBTQに対する理解を深める大きなチャンスです。

ブックフェアのテーマと意義

今年のテーマ「モノクロ〜世界を彩るカラフルの魔法〜」は、7月20日のキックオフミーティングで中学生から高校生のメンバーが共同で考えたものです。モノクロの概念から、多様性の重要性に気づき、いろいろな色を持つことの必要性をみんなで共有しました。本の出会いが、このブックフェアを訪れる人たちに新しい視点を提供し、心に優しくカラフルな影響を与えることを願っています。

地域との連携とサポート

船橋市では、LGBTQや多様性推進に力を入れており、毎年市民講座を開催するなど、地域との連携を深めています。このブックフェアも、その一環として市民協働課や公立図書館など、多くの支援を受けて実施されています。また、今回は子どもゆめ基金の助成を受けて行われることにより、より充実した内容となっています。

学生ボランティアの手作りによるイベント

ブックフェアには、学生ボランティアとJASHのユースメンバーが手を組んで準備を進めました。彼らは自らの思いを込めてイベントを作り上げ、多くの市民に手に取ってもらえるよう様々な工夫をしています。展示は図書館の特設コーナーにて行われ、訪れる皆さんが多様な視点や知識を得られる場となることを目指しています。