2025花キューピットフラワーデザインコンテスト:優勝者は原健吾さん
2025年6月25日から26日の2日間、福岡国際センターで「JFTD花キューピット2025フラワーデザインコンテスト」が開催されました。このイベントでは、全国から集まったフローリストたちが、厳しい競技を通じてフラワーデザインの最高峰を目指しました。
フラワーデザインの祭典
「JFTD花キューピット2025フラワーデザインコンテスト」は、フラワーデザインの技巧を競うイベントで、約100名のフローリストが「2025ジャパンカップ」で対決しました。このコンテストは、全国から選ばれた88名のフローリストが参加し、直接対決を繰り広げます。
来場者は、同時開催された花マルシェや初の「ジュニアカップ」など、多彩なイベントを楽しむことができ、会場は多くの人で賑わっていました。特に、ジュニアカップでは小学生たちが自由に花をアレンジする姿が光っていました。
賞を手にした原健吾さん
フラワーデザイン競技会の結果、優勝の栄冠を手にしたのは静岡県の原健吾さんです。原さんは今回で「ジャパンカップ」出場10回目であり、「やっと獲れた。念願が叶った」と初優勝の喜びを語りました。昨年までのルールが大幅に変わり、フローリストたちは新たな挑戦に挑みました。
新ルールの導入
今回のコンテストでは、選手が事前に準備する資材に制限が設けられ、競技当日に指定されたテーブルを使って3時間以内に作品を完成させる新ルールが採用されました。このルールにより、競技者たちは即興的な発想力を試されました。
特に注目されたのは、「セミファイナル」と「ザ・ファイナル」です。サプライズ方式でテーマと花材が発表され、選手たちは限られた時間内での作品制作に挑みました。セミファイナルでは、和風の花束がテーマにあり、華やかさと技巧が求められました。
多様な作品が並ぶ
展示された作品は、同じ条件で制作されたとは思えないほど多彩で、来場者たちは作品をじっくりと鑑賞していました。特にファイナルでは、観客を魅了する美しいディスプレイが争われました。原さんの作品は、特に「2人の門出を祝う」というテーマにぴったりで、観客からも高い評価を受けました。
子供たちの花のコンテストも
ジュニアカップでは、小学生たちが花を使った自由なアレンジに挑戦しました。参加者たちは「ありがとう」をテーマに、愛情を込めて作品を制作し、大人顔負けの素晴らしい作品が揃いました。優勝者には心温まるメッセージが添えられ、会場の雰囲気は和やかでした。
未来に向けての展望
今回の「JFTD花キューピットフラワーデザインコンテスト」は成功裏に終了し、2026年には石川県、さらに2027年には神奈川県で国際園芸博覧会と連携しての開催が計画されています。これからも花の文化を広めるための取り組みが続けられます。
華やかなフラワーデザインの世界が広がる中、原健吾さんの素晴らしい勝利は、未来のフローリストたちに大きな励みとなることでしょう。