小学生の運動好きと外で遊ぶ実態
最近、小学生を対象に行われた『コロコロコミック研究所』の調査から、運動に対する意欲の高さと外遊びが減少している実態が明らかになりました。小学生777人を調査した結果、なんと84.7%が運動やスポーツを「好き」と回答していますが、実際に外で遊ぶ頻度は「週に1回以下」と答えた子どもが43.9%に達しているとのこと。この矛盾した数字からは、多忙な現代の小学生が直面している複雑な状況が浮かび上がります。
圧倒的な忙しさ
令和時代の小学生は、学校の授業だけでなく、放課後は塾や習い事で予定がいっぱい。そのため、友達と外で遊ぶ時間を確保することが難しくなっています。具体的には、平日に「週4回以上」外で遊ぶことができている子どもはわずか26.0%で、43.9%は「遊べていない」という驚きのデータが出ています。これは、運動への欲求があるにもかかわらず、現実の時間割りがそれを許さないということを示しています。
遊びたい気持ちが強い子どもたち
『コロコロコミック研究所』の調査によると、76.8%の小学生が「今よりもっと外で友達と体を動かして遊びたい」と考えていることもわかりました。大多数が遊びたいという意欲を持っている一方で、それができない現実は何なのでしょうか。
外で遊べない理由
調査の中で、外で遊べない理由として最も多かったのが「塾や習い事で忙しい」というもので、19.9%がこの回答を選びました。忙しさのせいで遊ぶ時間が減っているのです。その他にも、ゲームや動画の誘惑、親の心配、遊べる場所のルールが厳しいことや、近隣での熊の出現といった危険な環境も理由に挙がっています。
例えば、「クマが出るから」という理由は、地域による治安も影響しています。遊べる場所が限られている中で、子どもが自由に遊ぶことが難しくなっているのです。さらに、地域によっては遊ぶ場所そのものが少ないという問題もあります。
子どもたちの関心
また、塾や習い事で忙しい中でも、子どもたちは運動を大切にしています。調査によると、現在一番力を入れている習い事は「スイミング」で続いて「サッカー」や「ピアノ」、「英語」などの学習に関連したものも多く、運動以外の習い事が上位にランキングされています。このことからも、忙しい中でも運動に対する興味を持ち続けていることがわかります。
まとめ
小学生の運動への意欲は高いものの、実際に外で遊ぶことができる環境は整っていないという現実が浮き彫りになりました。一人ひとりの忙しさだけでなく、社会全体の環境や最近の地域事情も影響していることを明らかにしました。子どもたちが外で遊ぶ機会を増やすためには、私たち大人が規制や環境を見直し、その自由な時間を作り出す必要があるのかもしれません。これからも子どもたちが安心して遊び、健やかに成長できる環境づくりに向けて考えていくことが大切です。