新しい居場所『駄菓子屋本舗やなや』の魅力
2025年11月、兵庫県西宮市夙川に新しい居場所が誕生しました。それが『駄菓子屋本舗やなや』。このお店は、地域の子どもたちが放課後に通える憩いの場として、大学生ボランティアが中心となって運営されています。この新たにオープンした駄菓子屋は、過去にも存在し、地域に愛された場所でもあります。それが再び姿を変えて、子どもたちに新たな温かい空間を提供しています。
オープンの背景と意義
運営する特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティー(以下「BH」)は、これまでにも子どもたちの成長を支える様々なプログラムを展開してきました。たとえば、学生ボランティアによる「にしのみやこども食堂」や、長期休暇を利用した「野外キャンプ」などです。こうした活動の中で、学生たちは「日常的に子どもたちが安心して過ごせる場所をつくりたい」という思いを持つようになったのです。その結果、『駄菓子屋本舗やなや』のプロジェクトが再始動することになりました。
駄菓子屋の復活
実は、駄菓子屋本舗やなやは、2009年から2014年の間にも運営されていました。その際には、多くの地域の子どもたちがこの場所で遊んだり、学んだりしました。時が経ち、当時10歳だった子どもたちも今では大学生となり、再び自分たちの手で地域に子どもたちの居場所を創りたいと考えるようになりました。こうした想いから新たにオープンすることが決定したのです。
店舗の特徴
『駄菓子屋本舗やなや』の一つの特色は、大学生ボランティアが直接店番をしている点です。彼らは、普段から子どもたちと関わりのある存在。店内では、気軽に会話を楽しみながら、リラックスできる雰囲気が溢れています。また、店舗は半地下にあり、天候に関係なく自由に遊べる交流スペースが確保されています。雨の日でも安心して過ごせる環境が整っており、駄菓子を買わなくても訪れやすいサードプレイスとして機能しています。
未来に向けた展望
現在、オープンして間もない『駄菓子屋本舗やなや』ですが、今後、子どもたちと大学生が共に育てていく場を目指します。まだまだ必要な備品や什器が少ない状況ですが、地域の子どもたちとアイディアを出し合いながら、思い出に残るような温かい空間に育て上げていく予定です。
特に学生ボランティアたちは、駄菓子屋が自身の思い出の場所であり、地域の子どもたちにとっての心の拠り所になるような場を築くことの重要性を感じています。この場所が子どもたちにとってのコミュニケーションの場であり、事業の成長を見守りながら、より良い環境を作り上げていくことが求められています。
寄付のお願い
『駄菓子屋本舗やなや』は地域の皆様のご支援によって支えられています。運営には寄付が不可欠ですので、単発・マンスリーサポーターを募集しています。詳しくは、BHの公式サイトをチェックしてください。子どもたちの笑顔あふれる未来を一緒に育てていきましょう。