空港開港100年を祝うワークショップ「PICTURE OF 171Q」
千歳市では、空港開港100周年を記念して、教育事業を展開する株式会社コエルワと台湾の航空会社、チャイナエアラインが共同でワークショップ「PICTURE OF 171Q」を開催します。実施日は2025年の6月27日から29日、そして7月11日から13日で、各回15名の高校生・大学生を対象に行われます。特別なフィールドワークを通じて、参加者は地域の未来について深く考えることができる貴重な体験を得ることができます。
このプログラムは「空港を核としたまちづくり」をテーマにしており、参加者には多くの問いを持ち寄りながら新たなアイデアを引き出してもらうことを目的としています。「171Q」というタイトルには、日本で新たに加わる「1719番目のまち」を創造するという発想が込められており、参加者たちがこの活動を通じて得た視点を持ち帰ることが期待されています。
特別な体験と学び
プログラムの一環として、千歳市の空港が持つ歴史的意義を再認識する行事が多数組まれています。国際線ターミナルの視察や機内食の試食、さらに滑走路での業務視察。普段は立ち入ることのできない場所で、田舎の空港が如何に地域に貢献しているかを実体験を通じて学ぶことができます。また、税関検査を通じて空港の多面的役割を体感し、まちの「入り口」としての重要性を理解してもらいます。
さらに、夜には千歳市内のお寺で宿泊し、学生同士の絆を深める時間も用意されています。このようなプログラムは、参加者にとってただの学びではなく、これからの地域を支えるリーダーになるための大切な土台を築く機会にもなります。
地域と未来を見つめる
千歳市は2026年に空港開港100周年を迎え、この記念事業に多くの意義を見出しています。過去には、ライブペインティングやアートワークショップなど多彩なイベントが開催され、地域の未来を描く取り組みが行われてきました。今回のワークショップもその一環として、新しい世代に空港と地域が共に成長してきた歴史を伝え、未来の姿を見つめ直す良い機会となるのです。
千歳市長の横田隆一氏は「空港があることで得られる誇りを次世代に伝え、千歳の未来を一緒に考えることができることを楽しみにしています」とコメント。若者が地域の可能性を再認識し、そこから新しいアイデアを生み出すことを期待しています。
チャイナエアラインの後藤弘一氏は、「地域と世界をつなぐ航空会社として、若者たちが新しい視点を育て、地域の未来を共に切り開く場となることを願っています」と述べています。
まとめ
「PICTURE OF 171Q」は、地域資源や文化への理解を深め、次世代のリーダーが生まれる土壌を育む。また、参加者同士が仲間として関係を築くことで、まちづくりに必要なつながりを強めることができるのです。参加を通して新たな未来を考えるこの経験が、多くの若者にとって意義深い成長の機会となることを期しています。