JARO新CMで「ダメダメ3匹」が広告の重要性を訴求!

公益社団法人日本広告審査機構（JARO）が、愛らしいキャラクター「ダメダメ3匹」の新しいテレビ・ラジオCMを6月1日より全国で放送開始します。このCMシリーズは、嘘や誇大な表現、不明瞭な広告に対して消費者が声を上げることの重要性を訴えるものです。

「ダメダメ3匹」は、2017年に誕生したキャラクターで、以降JAROのCMで継続的に使用されています。アニメーション作家の伊藤有壱さんによるフェルト人形を用いたコマ撮りアニメとして描かれ、出演声優陣には小田久史さん、前野智昭さん、西村知道さんが名を連ね、ナレーションは相田さやかさんが担当しています。これまでのCMとは異なり、今回はネット広告に対する苦情の受け付けを広く知らせることが主題となっています。

具体的には、CMの中で「ネット上の広告に関する意見もJAROへ」と呼びかけています。従来、JAROに対して「ネット広告は扱わない」と誤解している人が多かったことを踏まえ、消費者の意見を気軽に届けられるプラットフォームとしてのJAROの役割を強調しています。これにより、視聴者がより積極的に広告との関わりを持つことを促す狙いがあります。

2021年に公開された第2弾に続き、今回のCMでもコマ撮りアニメのスタイルが維持されています。プロデュースチームは前作のおなじみのメンバーが揃い、クリエイティブな要素も引き継がれています。テレビCMは「ダメダメ3匹の公園」篇や「掲示板」篇など、シリーズごとにリリースされる予定です。ラジオCMでの展開も見逃せません。

放送は6月1日から始まり、JARO公式YouTubeチャンネルでもその映像を視聴できます。これにより、視聴者は手軽にCMを確認することができ、JAROの活動や広告についての理解を深めることが期待されます。

JAROは、1974年に設立された広告自主規制機関で、「悪い広告をなくし、良い広告を育てる」という理念のもとに活動してきました。広告の質を向上させるために、消費者の声を大切にし、意見を受け付けています。今回の新CMはその一環として、より多くの人々にJAROの存在を知ってもらい、広告への理解を深める一助となることでしょう。

新CMによって、ダメダメ3匹たちが持つユーモアとメッセージ性が広がり、視聴者の記憶に残るコンテンツとなることを期待しています。広告と消費者の距離が縮まり、より良い広告環境の実現に向けた第一歩となることを願っています。