小学生と科学をつなぐ「科学の芽えほん」シリーズの魅力
最近、小学生向けに「科学の芽えほん」シリーズが刊行されました。このシリーズは、子どもたちが自分で仮説を立て、実験し、結果を考察するという科学的プロセスを楽しみながら学ぶことができる新しい絵本です。無理なく自然や科学への好奇心を育むことが目的とされています。
「科学の芽」賞とは?
シリーズの根底には、「科学の芽」賞という筑波大学が主催するコンクールがあります。この賞は、ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士の功績を称え、若い世代の自然や科学への関心を育てることを目指しています。過去の受賞者には、特に注目される「蚊の研究」で知られる田上大喜さんなども含まれています。
絵本の具体例
新刊の一例として、以下の2冊が挙げられます。
- - 『たおれる?たおれない?3本あし』(かんちくたかこ著、絵:菊地灯) では、子どもたちが「3本の足でも倒れない条件」を探ります。グラグラしない法則を見つけるために、実際に試行錯誤を重ねながらストーリーが展開します。
- - 『ダンゴムシはめいろのたつじん?』(かんちくたかこ著、絵:橋本類)では、ダンゴムシがジグザグに進む理由に迫ります。こちらもまた、さまざまな条件を試しながら結論へと導くストーリーとなっています。
発展的な学び
各絵本の巻末には、研究に即したコラムが掲載されており、さらに発展的な内容を学ぶことができます。例えば、ダンゴムシの行動を科学的に分析し、その理由を詳細に解説するなど、興味を持たせる内容が詰まっています。
自由研究を楽しむ
子どもたち自身が自由研究を行う際に、どんなテーマにするか考えるのは難しいことですが、この科学絵本はそんな保護者の悩みにも寄り添っています。「理科が好きな子どもに育てたい」「自由研究をどう進めるか」といった疑問をもつ方にとって、実践的なヒントが得られるのではないでしょうか。
今後の展開
この「科学の芽えほん」シリーズは、今後も増えていく予定です。2026年には、3つの新刊が計画されています。先の予定では、探検テーマの「たんたんタンポポのひみつ」、予測の「ネコは天気をあてられる?」、そして実験の「トマトパスタがはねるなぞをとけ」など、バラエティに富んだ内容がラインナップされています。
保護者と子どもが一緒に楽しみながら科学的思考を培うきっかけになればと思います。そして、読者の皆様にとっても、興味深い発見と学びの旅が始まることでしょう。