群馬サファリパークが贈る動物学習券
群馬県富岡市に位置する群馬サファリパークは、小中学校の児童・生徒に向けて、特別にデザインされた『動物学習券』を無料で提供します。この取り組みは、子どもたちにさまざまな野生動物を身近に体験することを通じて、生物多様性や環境保護についての理解を深めてもらうことを目的としており、国連が掲げるSDGsに対する貢献を目指しています。
動物学習券について
『動物学習券』の配布は、年に3回行われ、2025年4月1日から8月31日まで有効です。対象としているのは、群馬県内の小学校と中学校に在籍する児童・生徒で、今回は富岡市、甘楽町、下仁田町、藤岡市、安中市、高崎市の学校に配布されます。市町村の対象は今後も順次拡大していく予定です。
この券を持つ児童・生徒は、家族を同伴することで群馬サファリパークへ入園が可能となります。家族の入園は通常料金となりますが、追加料金で園内バスツアーにも参加することができます。なお、他の割引券との併用はできないため、利用する際はご注意ください。
取り組みの背景
環境問題が深刻化する現代において、私たちの社会で生物多様性を保つことの重要性はますます高まっています。群馬サファリパークは1979年に開園し、以来地域社会との連携を強化しながら教育や環境保全に取り組んできました。今回の動物学習券配布は、子どもたちに自然や動物について学ぶ機会を提供するだけでなく、将来の環境保護リーダーを育てるステップにもなります。
具体的には、群馬サファリパークでしか体験できない生き物とのふれあいや観察を通じて、生態系の重要性や環境保護の必要性について学ぶことが期待されています。これによって、子どもたちが持つ環境に対する意識が高まり、持続可能な社会作りに貢献していくことが目指されています。
社会的意義
2025年度には、これまでに約1,100組3,300名が動物とのふれあいや体験をしており、多くの家庭にとって貴重な思い出を提供しています。このような活動は、単なる動物観察に留まらず、教育的な意義も大きいことから、地域全体で環境保護に対する意識を高める重要な取り組みとして評価されています。
地域の教育委員会の許可を得て、各学校に相談しながら配布が行われています。メディアや地域の皆様にぜひこの取り組みを広く紹介していただき、群馬県の環境保護活動を一緒に盛り上げていければと願っています。
詳しくは群馬サファリパークの広報部までお問い合わせください。電話番号は0274-64-2111、担当は谷水と澤田です。私たちの未来を担う子どもたちに、より良い学びの場を提供するために、皆様のご協力をお願い申し上げます。