自立を支えることば
2025-03-01 10:00:23

児童養護施設の子どもたちを支える「ことばキャンプ」取り組みの成果

児童養護施設の子どもたちに希望をもたらす



特定非営利活動法人JAMネットワークが運営する「ことばキャンプ®」は、児童養護施設にいる子どもたちに新たな可能性を開くプログラムです。この度、2025年度の東急子ども応援プログラムに採択され、960,000円の助成が実施されることが決まりました。このプログラムの実施により、子どもたちは自立する力を身につけることが期待されています。

「ことばキャンプ」の目的とは?



このプログラムが目指すのは、子どもたちが自分の想いを正しく伝えられる力を育むことです。特に、児童養護施設を退所した後の子どもたちは、親からの支援がない中で社会での人間関係を築くことが大きな壁となります。

「ことばキャンプ」では、子どもたちが自己表現を行い、他者の意見をしっかりと理解する力を身につけることに焦点を当てています。これにより、人とのコミュニケーションが円滑になり、社会での生活に自信を持てるようになることを願っています。

プログラムの具体的な内容



活動は、東急線沿線の児童養護施設にて行われ、内容は以下の通りです。

  • - ことばの7つの力を育成するプログラム
- 度胸力、論理力、理解力、応答力、語彙力、説得力、プレゼン力の向上を図ります。
  • - 施設職員への研修
- 施設職員に対しても研修を行い、日常生活で子どもたちが自分のペースでコミュニケーション力を高められる環境を整えます。

期待される成果



このプログラムへの参加を通じて、子どもたちは自分自身の意思を知らしめ、社会生活を送るために必要なコミュニケーションスキルを獲得します。これらの力は進学や就職の面接といった場面、また職場での人間関係を築く上でも役立つでしょう。

さらに、施設の職員が研修を受けることで、子どもたちの日常生活の中で彼らの成長を支え続ける体制が整います。これにより、より多くの子どもたちが自信を持って社会に出ていくことが可能になります。

採択委員からの評価



「ことばキャンプ」は児童養護施設の子どもたちにとって非常に意義ある取り組みであると評価されています。特に、自己肯定感を持ち、積極的にコミュニケーション力を発揮できる環境を整えることが重要であると報告されています。また、相互連携の中で、子どもたちだけでなく職員も成長できるようなプログラムが推奨されています。

JAMネットワークについて



JAMネットワークは2003年に設立され、「どんな環境に生まれた子どもも自分の未来を自分で描ける」という理念の下で、これまで140の施設で1050人の子ども、3500人の職員に支援を提供してきました。今後は、全国でこの「ことばキャンプ®」メソッドの実施を目指し、児童養護施設の子どもたちの未来にさらなる彩りを加えていくことを誓います。

お問い合わせ



JAMネットワークへのお問い合わせは以下から可能です:

子どもたちの未来のために、我らが「ことばキャンプ」が支え続けます。


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