子どもたちの声を聞こう！児童養護施設の実情と未来を考えるセミナー

子どもたちの声を聞こう：児童養護施設の実情と未来

教育事業を展開するヒューマンアカデミー株式会社が、子どもたちのリアルな声を集めた作文集「わがままは言わない」を題材にしたオンラインセミナーを開催します。このセミナーでは、児童養護施設「救世軍機恵子寮」の施設長、高田祐介氏と、ヒューマンアカデミー通信講座の保育士講座を監修する橋本圭介氏が対談形式で進行します。

セミナーの目的と内容

このセミナーの目的は、児童養護施設で暮らす子どもたちの現状を理解し、今後の保育士や教育職に求められる資質を考えることです。高田氏が施設長としての視点から、必要な施設職員の姿を描き、橋本氏が教育者としての立場から意見を述べます。また、参加者は子どもたちの実際の声を通じて、彼らが抱える問題や希望にも触れることができます。

社会的養護の重要性

日本国内には約600の児童養護施設があり、約42,000人の子どもが生活しています。家庭での生活が困難なこれらの子どもたちに対して、養護施設は大切な役割を果たしています。しかし、児童養護施設には老朽化や職員不足、社会的偏見、そして多様なニーズへの対応といった多くの課題が存在します。特に、近年の児童虐待の相談件数が増加していることは、児童養護施設における子どもたちの生活環境に影響を及ぼしています。