見守りを進化させる
2025-08-06 15:56:22

子どもの見守りを進化させる顔認証技術の最新サービス

子どもの見守りを進化させる新たなサービスへ



近年、共働き家庭の増加や子どもを狙った犯罪の増加が問題視される中、より安全な社会を築くための取り組みが必要となっています。そんな中、株式会社ミマモルメと日本電気株式会社(NEC)が共同で開発した新しい見守りサービスが実証実験をスタートしました。このサービスは、顔認証技術を駆使して、子どもの登下校や習い事の出席状況を保護者に通知するものです。

実証実験の内容は?



このサービス「登下校ミマモルメ」と「学童ミマモルメ」は、NECが誇る高精度の顔認証システム「Bio-IDiom Services for SaaS」と連携しています。実証実験は、2023年8月8日から神奈川県川崎市の「NECグリーンスイミングクラブ」で行われており、スイミングスクールに通う子どもが施設に入退館する際の情報を顔認証により自動で検知し、保護者にリアルタイムで通知します。これにより、子どもが無事に施設に到着・出発したことが分かるため、保護者は安心感を持つことができます。

この仕組みは、事前の二次元コードやカードによる打刻の手間を省き、持参を忘れる心配もありません。これにより、保護者は子どものお迎えのタイミングや家庭での食事準備など、行動を効率的に行えるようになります。

実証実験の背景と目的



実証実験が始まった背景には、子どもたちの移動状況を見える化できる仕組みへのニーズの高まりがあります。共働き家庭が増え、子どもが安全に生活するための環境が求められています。ミマモルメとNECは、子どもとその保護者のために、安心して生活できる環境の確保と、より便利なライフスタイルの向上を目指しています。サービス化の目標は、今年度内に実現される予定です。

今後の展望



今後は、学童施設への入退館やスクールバスの乗降も対象にした実証実験が進められる予定です。このシステムは、特別な設備投資を必要とせず、タブレット1台で導入可能なため、教育施設や子ども向け施設への全国展開を目指しています。

NECは、「BluStellar(ブルーステラ)」という価値創造モデルを掲げており、業種横断の知見と最先端技術でビジネスモデルの変革を行い、社会課題と顧客の経営課題を解決することを目指しています。顔認証技術は、過去に国立標準技術研究所が行ったテストで世界第1位の評価を得ていることも注目されています。

まとめ



ミマモルメとNECの新たな見守りサービスは、顔認証技術を駆使して子どもたちの安全を強化し、保護者が安心して子育てできる環境を提供することを目指しています。子供の登下校情報や習い事の出入に関するリアルタイム通知によって、家庭内のコミュニケーションを円滑にし、育児の新たな安全基準を提示する革新的な取り組みです。今後の展開に期待が寄せられます。


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