いじめ防止学会設立記念大会、子どもたちの未来を守る取り組み

いじめを防ぐための学びと行動

近年、いじめの問題は多くの家庭や学校で深刻な課題として浮上しています。文部科学省の調査によると、いじめの認知件数が過去最高を記録しており、早急な対策が求められています。こうした状況を受けて、様々な分野の専門家が協力し合い、いじめに立ち向かうための方法を模索しています。

いじめ防止学会の設立

このたび、いじめ問題に真摯に取り組む姿勢を示すため、子どもいじめ防止学会が設立されました。この学会は、教育の専門家だけでなく、医療、司法、福祉、行政など、幅広い分野の専門家が集まり、いじめの実態を解明し、その対処法を研究する場です。2023年にはクラウドファンディングを通じて設立を果たしました。

設立記念大会の開催

この学会の設立を祝うため、2025年7月19日、20日に東京経済大学で設立記念大会が行われます。大会に際しては、事前の参加登録が可能で、多くの方々の参加が期待されています。参加費は会員や学生会員については割引が適用され、懇親会も開催される予定です。

プログラム内容

大会のプログラムには、初日に「いじめから子どもの命を守る」というテーマの記念シンポジウムや、著名な教育評論家の尾木直樹氏による講演が含まれています。また、いじめ問題に取り組む様々な専門家が集い、過去の事例を元に意見を交わす貴重な機会となります。

2日目には、いじめに関する国際的な研究の比較や、教育現場における具体的な取り組みについても議論される予定です。これにより、多角的な視点からのアプローチが期待されます。

WEBセミナーの開催

加えて、2025年5月31日には、第1回WEBセミナーも予定されています。このセミナーでは、「いじめのこころの傷に向き合う」ことに焦点を当てた講演が行われる予定です。具体的な事例に基づいた内容で、参加者が実際の問題にどのように対処できるかを学ぶことができます。参加資格は正会員や学生会員に限られていますが、非会員の方も入会すれば参加が可能です。