和田毅投手が引退後も続ける子どもワクチン支援の活動
福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手が、長いプロ野球生活を経て引退し、その記念試合で感謝状の贈呈式が行われました。和田投手は2005年から数年にわたり、開発途上国の子どもたちに感染症のワクチンを支援する活動を続けており、これまでに約76万本という多くのワクチンを届けてきました。この度、引退後も新しい形で「子どもワクチン支援」を続ける意思を示しています。
和田投手は「僕のルール」と称する独自の寄付ルールを設け、投球数に応じてワクチンを提供する仕組みを作っています。これにより、試合で投じる1球につき10本のワクチンを寄付し、勝利した場合にはその数が20本、完投勝利で30本、怨恨勝利で40本へと増加するという形で支援を行っています。さらに、オールスターゲームに出場すれば、1球につき100本を寄付し、チームや自身がタイトルを獲得すれば、そこでもワクチンを10,000本分加算するという刺激的なルールまで設けています。
この活動は多くの支持を集め、和田投手は「HEROS AWARD 2023」を受賞するなど、社会貢献に対する評価も高まっています。引退試合の感謝状贈呈式では、NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV)の理事長である剱持睦子さんから直接感謝の言葉を受け取りました。
和田投手は、今後も新たな形で支援活動に寄与し、現地を訪問して子どもたちと触れ合うことなどを通じて、彼自身が支援の重みや喜びを実感したいと語っています。また、これまで支援対象国としてミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国に29,830本分(約223万円相当)のワクチンを届けてきた実績を誇ります。
和田投手の「僕のルール」はそのユニークさから、多くの企業や個人に共感を呼び、これを参考にした独自の寄付ルールを制定する団体が200を超えています。これにより、寄付文化の広がりが生まれ、CSR活動やSDGs活動への貢献にもつながっています。
このような背景を持つ和田投手の今後のアクションに注目が集まっており、彼の信念と志が新たな世代の子どもたちを救う力となることを願っています。福岡ソフトバンクホークスのファンや、彼の活動を知る多くの人々が、引退後の和田投手の活動に期待を寄せています。
「僕のルール」での支援に関しての詳細やお問い合わせについては、JCVの公式ウェブサイトを訪れることができます。公式ウェブサイトには、和田選手自身のメッセージや活動内容の紹介もあり、これからの支援活動がどのように展開されるのか、期待されるところです。