270年の歴史を持つ繊維商社が若者と共創するビジネス体験
1751年に創業した繊維商社タキヒヨー株式会社(名古屋市)は、Z世代に向けたビジネスコンテスト「CAREER ROOKIES GP2025」の関東チーム予選大会を協賛しました。この大会は2025年の8月と9月に、タキヒヨーの東京支店で行われ、大学生たちに実践的なビジネス体験を提供しました。
背景
タキヒヨーは創業からの長い歴史を持ちながらも、現代のファッション業界におけるサステナビリティへの対応や価値観の多様化に、常に挑戦し続けています。持続可能な成長を遂げるためには、未来を担う若い世代との共創が重要であると考えています。これに対応するため、株式会社Strobolightsが主催するこのビジネスコンテストへ協賛を行ったのです。
取り組みの目的
「CAREER ROOKIES」は、学生のアイデアを評価するだけでなく、チーム活動を通じた成長を重視した「キャリア教育」としての側面も持っています。このコンテストを通じて、学生たちはビジネスのリアルな現場での体験を得ることができ、同時にタキヒヨー社員たちもZ世代からこれまでとは異なる視点を学ぶ機会を得られることを期待しています。
大会概要
大会は関東圏の大学生、計35名からなる10チームが参加。タキヒヨーが提供したテーマは「【推し活×アパレルオンデマンドプリント】を基にした新しいビジネスプランの創出」です。学生たちは熱意をもって議論を重ね、ビジネスアイデアを形にしていきました。タキヒヨー社員たちはメンターとして、学生の提案を具体化する手助けを行い、最終プレゼンテーションでは多様な視点からの素晴らしい提案が次々と発表されました。
大会の成果
審査の結果、優秀なアイデアを持つ7チームが本選準決勝への出場権を獲得。この大会を通じて、タキヒヨーは参加者たちの熱意と創造性から多くのヒントを得ることができたようです。この取り組みにより、タキヒヨーは「サステナブルソリューションカンパニー」としての価値を高めつつ、社会課題解決に向けた共創を続けていく考えです。
学生たちの声
参加した学生たちはこのビジネスコンテストを通じて、「こんなにも多くの経験と知識を得られるとは思わなかった」と口々に語ります。タキヒヨーの実績や歴史を学ぶ貴重な機会であり、実践的なビジネスの面白さと難しさを体験できたことが印象に残ったと述べています。実際、普段は接点のないBtoB企業の視点を持つことで、ビジネスの多様性を深く理解できたと感じる学生も多かったのです。
まとめ
今回のビジネスコンテストは、ただの競争ではなく、学生と企業との共創の素晴らしい機会となりました。タキヒヨーにとっては、新しい可能性を探る一歩であり、選ばれたアイデアを持つ学生たちの今後の活躍も大いに期待されます。これからのタキヒヨーは、Z世代との交流を通して、ますます進化していくことでしょう。