緊急支援が求められるベネズエラの現状
2026年6月24日、南米ベネズエラでマグニチュード7を超える地震が発生しました。特に首都カラカスから約160kmのカラボボ州は震源地であり、続く余震が人々の生活にさらなる影響を及ぼしています。速報によると、死者は1719人、負傷者は5034人に達し、さらに69,000人以上が行方不明となっています。また、12,000人以上が避難生活を強いられており、国内は未曾有の人道危機に直面しています。
現地のニーズ
自然災害に見舞われたベネズエラでは、特に子どもたちの安全が脅かされています。多くの子どもたちが急ごしらえの避難所で暮らし、親元を離れたり、危険な環境に身を置いていることが懸念されています。調査によると、座った状態で就寝する子どもたちが多く、保護と心理的支援が必要です。
また、地震による被害で、普段から深刻な状況にあった国の水や食料事情も悪化。特に避難所では感染症のリスクが高まり、安全な飲料水も不足しています。このような背景から、国際NGOワールド・ビジョンは、迅速な緊急支援を行っていく必要があると認識しています。
ワールド・ビジョンの取り組み
ワールド・ビジョンは、地震発生直後から現地に緊急対応チームを派遣し、被災状況を調査。その結果、以下の支援が必要であると判断しました:
1.
子どもの保護と安全確保
子どもたちが安全な環境で過ごせる場所を確保することが急務です。
2.
メンタルヘルスのサポート
余震や避難といったストレス要因による不安やPTSDのサポートを行います。
3.
水と衛生の支援
衛生キットの配布や安全な飲料水の供給を行い、感染症のリスクを軽減します。
4.
食料の確保
幼児向けの栄養価の高い食事の提供を目指します。
実際の支援活動
6月29日までに行った支援内容として、215世帯に衛生キットと食料バスケットを配布。これに加え、子どもたちが安全に過ごせる場所「チャイルド・フレンドリー・スペース」をカラカス市内に二つ設立しました。ここでは、心理社会的支援を受ける54人の子どもや青少年が安心して過ごせる環境を 提供しています。
また、地域のニーズに応えるため、カトリック教会やベネズエラ中央大学(UCV)と連携し、効果的な支援を行うことができる体制を整えています。さらに、状況に応じた支援者向けの研修も実施し、現場での対応を強化しています。
みなさまのご協力をお願いします
突然の地震により、生活の基盤を失ったベネズエラの子どもたちに対して、緊急支援募金をお願いしています。人道危機を受けて、支援が必要とされている現地で、子どもたちの命を守るために、一人でも多くの人の協力が重要です。
ワールド・ビジョンは子どもたちの未来を守るため、現地での活動をスピーディに行い、彼らの生活を支えています。今こそ、その手を差し伸べていただけることを心よりお願いします。政府機関や他のNGOと連携し、支援体制を強化していく所存です。
詳しくは、ワールド・ビジョン・ジャパンの公式サイトをご覧ください。