大阪・関西万博での新たな挑戦
大阪で開催中の関西万博にて、子どもたちがプログラミングを駆使して照明演出作品を披露する特別なイベントが行われます。このイベントは、9月28日(日)にパナソニックグループのパビリオン「ノモの国」で開催され、子どもたちの創造力と探求心が世に出る場となることを目的としています。
イベントの背景と意義
今回の取り組みは、株式会社類設計室の教育事業部「類塾プラス」とパナソニックホールディングスの協力によって実現しました。「光とことばの探究」と題された共同授業は、4月から始まった全8回のプログラムです。この授業では、STEAM教育の一環として、スクラッチというプログラミング言語を用いながら、作品を作り上げていきました。
この共同授業の成果として、子どもたちが制作した照明演出作品は、7つの国のオリジナル物語をテーマにしており、各国の文化や特徴を光と音で表現します。この活動は、子どもたちに新たな技術を用いた創造性を体験させるだけでなく、社会の中で自分たちのアイデアを発信できる機会も提供します。
ライトアップの内容
当日は、子どもたちがクリエイティブに取り組んできた作品が「ノモの国」のファサードを光と音で彩ります。各作品の内容は、アメリカ、ドイツ、中国、オーストラリア、イタリア、エジプト、サウジアラビアのそれぞれの物語に基づいています。それぞれのストーリーは、彼らが録音したナレーションやBGMによって生き生きとした表現をされることでしょう。
子どもたちはすでにこのプログラムの中で、グループに分かれたディスカッションを経て、アイデアを練り上げ、実際にプログラミングを行いました。光の色や動きをコントロールする技術を手に入れ、創作活動を楽しむ姿が見られました。
モデルディスプレイの試み
子どもたちは8月末には、実際の「ノモの国」パビリオンを模した模型を使って、プログラム通りに照明が点灯するかをテストしました。モデルが自分たちのアイデア通りに輝く様子を見て、彼らは感嘆の声を上げ、真剣な表情でその瞬間を味わいました。
今後の展望
このイベントは、万博の集大成としてだけでなく、子どもたちにとっても大きな自信となる機会であると期待されています。プログラミングを通じて得た経験が将来の学びや成長につながることでしょう。教育と社会とのつながりを強化し、次世代のクリエイターを育てる重要なステップと言えるでしょう。
開催概要
- - 日時: 9月28日(日)19時〜19時30分
- - 場所: 万博会場パナソニックグループ「ノモの国」パビリオン
- - 作品の照明時間: 各作品1分から1分30秒
この特別な催しは、万博という国際的な舞台で、子どもたちが自らの力で光を生み出すという貴重な経験をする機会です。彼らの想像力が夜空を舞い上がる瞬間を、ぜひお見逃しなく!