大建工業の新しいロックウール吸音板『ダイロートン』
大阪に拠点を構える大建工業株式会社が、医療施設やオフィス、店舗向けのロックウール吸音板『ダイロートン』をリニューアルしました。この新製品は防カビ性能を強化しており、特に湿気が多い非住宅市場でのニーズに応えるものです。従来の『ダイロートン』は、公共および商業建築の分野で高い吸音性能や防火性能を誇っていましたが、今回はカビの発生を防ぐ機能が新たに追加されました。
カビの悩みを解決する
現在、多くの医療施設やオフィスでは、空気を快適に保つために加湿器が使用されています。しかし、その一方で大型商業施設や店舗では、特にバックヤードや空調設備周辺が高湿度になりがちです。このため、天井にカビが生えやすく、定期的なメンテナンスが必要となっていました。この新しい防カビ仕様の『ダイロートン』は、これらの空間でもカビの発育を抑制し、清潔で快適な環境を提供します。
『ダイロートン』の防カビ機能は、特殊な表面塗装によりカビの菌糸に作用し、分裂を阻害することで実現されています。これにより、定期的な張り替えや塗装にかかる手間と費用を大幅に削減できます。
利用可能な施設は多岐にわたる
この製品は、オフィス、医療施設、文教施設など幅広い分野に対応しています。特に医療施設では消臭性能が求められていますが、『ダイロートン』には調湿・吸ホル性能も備えており、様々な施設のニーズに応じた製品ラインアップが魅力です。
快適な音環境を提供
『ダイロートン』は、音の残響を抑える構造を持っており、その表面には多くの吸音穴が設けられています。これは、声の聞き取りやすさを改善し、快適な音環境を創出することに寄与します。特にオフィスや店舗では、周囲の雑音を軽減し、集中できる環境を提供することが重要です。
安全に配慮した設計
また、この製品は国土交通大臣認定の不燃材であり、万が一の火災発生時にも燃えにくい性質を持っています。さらに、燃焼した際の有毒ガスの発生も抑えることができるため、安全面でも安心です。
省エネ効果
加えて、冷暖房のロスを抑える性能も備えており、全体的なエネルギー効率を向上させることが可能です。塩ビクロスと比較して、約5倍の断熱性能を有しており、快適な温度環境を長時間維持します。
展望と販売目標
大建工業は、非住宅向けロックウール吸音板『ダイロートン』の販売目標を2025年度までに20億円と設定しています。今後もこの製品を通じて、安全で快適な公共空間の提供に貢献していく方針です。
お問い合わせ
製品に関する詳しい情報やお問い合わせは、大建工業株式会社のお客様センター0120-787-505までお願いします。