未来を描く中学生
2025-03-14 15:55:24

中学生たちが描く今治の未来展望。ふるさとキャリア教育発表大会の情熱

中学生たちが描く未来のプラン



2025年2月27日、今治市のアシックス里山スタジアムにて「ふるさとキャリア教育発表大会」が開催されました。これは、今治市教育委員会が主催するイベントで、地域課題に対する解決策を中学生が提案する機会です。参加したのは、今治市立中学校の2年生で選ばれた4校。当日は、FC今治の岡田武史会長や徳永繁樹市長をはじめとする審査員の前で、それぞれが熱いプレゼンを披露しました。

この大会の背景には、今治市が抱える人口減少と若者の流出という課題があります。地域の魅力や産業を学んで地域への理解を深め、持続可能な今治をつくることが目的です。中学生たちは昨年の大会に続き、自分たちの住む地域をどうにかしたいという高い意欲を持って臨みました。

ふるさとキャリア教育の意義


今治市の「ふるさとキャリア教育」は、地域に対する愛着を育む教育プログラムです。地域課題の発見や解決力を養うことを目指しています。これは、地域に残るべき人材を育てるための一歩とも言えます。発表大会は、その集大成とも位置づけられています。

会場では、中学校から選ばれた56名の生徒たちが一堂に会し、緊張感に包まれました。発表の様子はオンライン配信も行われており、市内のすべての中学2年生にその模様が見届けられました。

熱いプレゼンバトル


今回の大会で最優秀賞を獲得したのは、日吉中学校のチームです。彼らは「漁業の第6次産業化」をテーマに発表し、地域の漁業や商店街の問題に具体的な解決策を示しました。提案内容には、漁師が直接販売を行い適正価格で流通させたり、魚の加工品を開発する計画などが含まれていました。このように、地域の特産品を生かしたアイデアが評価され、最優秀賞に輝いたのです。

発表を終えたメンバーは「練習の成果を発揮できて嬉しかった」と語り、仲間の協力の大切さを感じ取っていました。他の参加校も、自校の魅力を伝え、地域課題に向き合った提案をし、全校が熱気に包まれていました。

地域活性化のための提案


他の学校も独自のテーマで多様な提案を行いました。例えば、大三島中学校は「より良い島での生活」をテーマにし、宿泊税の導入や公共交通の充実を提案しました。また、南中学校は「FC今治」とのコラボによる地域体験活動の充実を図り、地域全体の魅力を高めることを目指しました。これらの提案は、どれも地域に対する深い理解と愛着から生まれています。

次世代を担う意識の醸成


FC今治の岡田会長は、中学生たちのプレゼン力に驚き、「地域課題を真剣に考える姿勢に感動した」と述べました。また、徳永市長は若者たちの発表を称賛し、今治の未来は皆の手に委ねられていると強調しました。

発表大会を終えた中学生たちは、これまでの学びを通して今治の魅力に気付かされ、「今治に住むのも悪くない」と感じるようになったと語る生徒もいました。この教育プログラムを通じて、彼らの地域への想いは強まり、未来の今治を支える人材が育成されつつあるのです。

今治市では今後も「ふるさとキャリア教育」を推進し、地域社会の活性化に繋げていく方針です。今治の未来は、彼らの手にかかっています。


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