京都で深夜の新たな居場所「ツキミソウ」が始動！

深夜の新たなコミュニティ、「ツキミソウ」が開幕！

2025年8月から、京都市において特定非営利活動法人コミュニティ・スペースsacula（以下、sacula）は、若者向けの深夜イベント「ツキミソウ」をスタートしました。このイベントは、毎月第4金曜日の22時から始発が運行する朝の5時まで開催され、若者たちが気軽に集まり、自由な時間を過ごせる場として提供されています。

「ツキミソウ」とは何か？

「ツキミソウ」は、主に18歳以上の若者が参加できる居場所であり、誰でも参加可能です。saculaは昼間の居場所を運営していましたが、深夜にこれまでの取り組みはなかったため、今回の試みは新たなチャレンジとなります。実際、このイベントは深夜の特別な時間を求める若者たちにとって貴重なリソースとなることでしょう。

イベント会場となる「すずなりランタン」では、1階がリラックススペース、2階が就寝スペースとして用意されています。マットレスや寝袋も設置されており、寝る場所が確保されています。

初回イベントの様子

初めての「ツキミソウ」は2025年8月22日の金曜日に開催されました。22時が近づくと、徐々に若者たちが集まり始めました。参加者は軽い気持ちで、「マリオカードワールドをやりたい！」と盛り上がり、ゲームがスタート。お菓子をつまみながらアニメを観たり、恋バナに花を咲かせたりと、自由な時間を楽しんでいました。

特に盛り上がったのは、準備された夜食のラーメンが出来上がったときです。「こんな時間にみんなでラーメンを食べるなんて最高！」と、トッピングを持って楽しそうに盛り上がる姿が印象的でした。

そして深夜3時頃からはプロジェクターを使って映画を流し、参加者たちはリラックスしながら過ごしていました。「2階で寝られるよ」と声をかけても、「みんなと一緒がいい」とその場にとどまる若者たち。話を交わさなくても、誰かと一緒にいることが心地よく感じられる瞬間がそこにありました。

参加者の反応

朝5時頃、帰る時間が近づくと、「もう帰りたくないなぁ」と口々に言いながら、スタッフと共に片付けを手伝ってくれました。深夜のひと時が楽しかったという実感が彼らの中に根付いていたことが分かります。

今回のイベントは、saculaと繋がりのある若者たちに声をかけて開催されましたが、今後はより広く参加者を募る予定です。京都市内で深夜に集まる場所が少ない中、若者たちのニーズに応える場を作ることで、さらなる交流の場が生まれることが期待されます。

最後に

「ツキミソウ」の取り組みは、若者たちが求める居場所を提供し、孤独を和らげる役割を果たすことができる貴重な機会です。私たちも、このイベントが今後どのように発展していくのか楽しみに見守りたいと思います。ぜひ、多くの若者たちに参加してもらい、素敵な夜を一緒に過ごしてほしいですね。

詳しい情報は、saculaの公式HPやFacebookページで確認できます。