渋谷の魅力を伝える新たな試み
暗号に隠された魅力を、渋谷で育つ子供たちが手がけた服で感じられる。謎解き専門アパレルブランド「トキキル」は、渋谷区立神南小学校の5年生92名と共同で、特別な服を制作しました。この服には「暗号が解けないと買えない」のコンセプトが体現されており、着る人たちに渋谷の素晴らしさを伝えます。
神南小学校の謎解き授業
神南小学校では、毎年行われる総合の授業で「観光」を題材に、地元渋谷の魅力を伝えるプロジェクトが続いています。今年度の5年生クラスには「謎解き係」が設けられ、彼らの創造力を活かした独自の暗号が作られました。トキキルとのコラボレーションは、担当教員の訪問から始まり、相互のアイデアが形になる過程はとても興味深いものでした。
謎解き授業の詳細
トキキルのスタッフによる特別授業は全4回にわたって行われ、子供たちに謎解きの楽しさを提供。彼らは謎の作成法やブラッシュアップ、さらにはデザインについても学び、物質としての服ではなく、ストーリーや思いが込められた新たな服作りを体験しました。
共同制作による成果
その結果、各クラスから1点ずつ、計3点の商品がプロのデザイナーや漫画家とともに商品化されました。それぞれのテーマは、「渋谷の名所を謎にする」「広い地球の中で渋谷に注目してほしい」「渋谷の多様性とカラフルさを伝えたい」となっており、子供たちの視点から見た渋谷が作品に込められています。
校内販売では、子供たちが実際に出題やヒントを出し合うスタイルを取り入れ、商品の魅力を広めました。一般販売は2月11日から渋谷区立北谷公園で開始され、販売中には子どもたちも参加し、リアルなイベントが展開される予定です。
トキキルの魅力と今後の展望
トキキルは「解けないと買えない」というユニークなコンセプトを持つアパレルブランドです。暗号が隠れた服を解明することで、初めて購入することができる仕組みは、ただの服ではなく、体験を提供する商品として注目されています。
ポップアップショップでは、従来の買い物スタイルに加え、オンラインでの暗号や謎を解かないと商品が手に入らない新しい試みにもチャレンジ中です。これは、2025年1月1日までに特許申請中とのことで、今後の展開が期待されます。
このように、トキキルと神南小学校のコラボにより、渋谷の魅力が新しい形で発信され続けていくことを願っています。