あわら市の未来を見据えたタウンミーティング
2025年9月13日、福井県あわら市の金津創作の森美術館において、「次世代につなぐタウンミーティング」が行われました。このイベントには、市内の中学生から大学院生までの若い世代が集まり、森市長、前川副市長、甲斐教育長、そして起業家やタレントが参加し、若者たちの声に耳を傾けました。これにより、地域の将来に対する意見交換の場が設けられました。
学生たちの熱い提案
ミーティングの冒頭では、「大人になりたいですか?」というアイスブレイクの質問が投げかけられ、気軽な雰囲気が生まれました。その後、学生たちはグループに分かれ、「あわら市についてどう思いますか?」といったテーマで熱心に議論を交わしました。その中で多く上がったのが、友人たちと集まれる場所が必要だという声です。「駅前にプリクラやカプセルトイ、カフェがあれば友達と語り合える」といった具体的なアイデアも飛び出しました。また、「都会のようにスターバックスがあったら嬉しい」と、日常の楽しみを求める切実な提案にも市長は真摯に耳を傾けていました。
地元の魅力を守る声
地元で育った学生たちの中には、「温泉街までのアクセスが悪い」という地域の課題を指摘する声や、「自然をもっと大切にしていきたい」という意見もありました。自分たちのまちを支えてきた自然の風景を次の世代へ引き継ぎたいという思いがひしひしと伝わり、参加者全員に共感が生まれました。学生たちから発せられた「こんな環境になったら、あわらにずっと住みたい」という一言には、多くの大人たちが心を動かされたようです。
市長の真摯な姿勢
森市長は、学生たちの声の中には自身の過去の思いと重なる部分があったことを述べ、「すぐに対応できるわけではないが、できることを考えていきたい」と強調しました。彼の発言は、参加者に対する誠実な理解と共感を示していました。
タウンミーティング後の真剣な話し合い
イベント終了後、市長や職員、関係者たちは集まり、出てきた意見をどのように市政に生かしていけるかを真剣に討論していました。このタウンミーティングは、単なる若者の意見を聞く場ではなく、あわら市が次世代と共に未来を築こうとしていることを示す意味深い場でもありました。今後の具体的な取り組みが期待されます。
あわら市の魅力
あわら市は、全国幸福度ランキングで連続してトップに輝いている福井県北部の玄関口です。温泉や自然が豊かで、田園風景や美しい丘陵が点在しており、市民と訪問者に幸せをもたらすスポットが多数存在します。今後もこの街の魅力がさらに評価される日が待ち望まれます。
このイベントの様子は、あわら市の広報アドバイザーであり、役者・タレントの“もりゆか”が現地参加し、レポートを執筆しました。