新たな教育プログラム
2026-08-31 10:42:14

AI時代における「考える力」を育む新たな教育プログラム

AI時代に必須の「考える力」を育成する画期的プログラム



株式会社intu(本社:埼玉県草加市)が発表したオンライン思考力育成プログラム「アイディアクエスト」は、2026年7月から小学生から高校生を対象に始まります。このプログラムは、急速に普及している生成AIが私たちの日常生活に与える影響を踏まえ、現代の子どもたちに欠かせない「考える力」を育てる使命を持っています。

AI依存への懸念とその必要性



生成AIは調べ物や文章作成、アイデアの整理などを支援してくれる一方で、思考や判断をAIに頼りすぎることへの懸念も指摘されています。OECDは2030年の将来を見据え、批判的思考や創造性、協力性といった人間にしかできないスキルの重要性を強調しています。そして、世界経済フォーラムも分析的かつ創造的な思考能力が今後も必須であると述べています。

従来の教育は、間違った考えに対する警戒心もあり、子どもたちに正解を求める傾向が強いですが、これからの社会では問題解決力こそが求められる時代です。「考える力」はあってはならない基盤だと考えられています。

「アイディアクエスト」の目指すもの



このプログラムの主な目標は、単純に知識を増やすことではありません。“考える型”を身につけ、子どもたち自身が問いを立てる力を育むことです。たとえば「なぜそう思うのか」「他にはどう考えられるか」「逆の立場からはどうなるのか」といった問題へのアプローチを通じて、彼らは自分なりの答えを見つける力を養うのです。

考える経験を多く積むことが重要であり、「アイディアクエスト」ではそのプロセスを重視しています。

教えるのは「答え」ではなく「考え方」



このプログラムでは、講師が一方的に情報を提供するのではなく、子どもたちが自発的に考え、書き、さらに掘り下げるプロセスを重視します。正解が存在する問題だけでなく、正解が不明瞭な問題にもきちんと向き合わせ、全員がそれぞれの視点から答えを探求します。

「なぜ?」と問いただすことで原因を追求し、「他の答えはある?」と尋ねることで多様な視点を提供します。こうした思考を繰り返していくことで、子どもたちが自分自身で思考を進めるための「型」を増やしていくことを目的としています。

経験を重視したレッスン形式



アイディアクエストのレッスンでは、講師が長時間説明するスタイルを取らず、考えることから始まり、掘り下げ、再考するラウンドを繰り返します。このプロセスを通じて、子どもたちは自分の意見を明確にし、他者から益になるフィードバックを受け取り、より深く考えるスキルを磨いていきます。

TQによる思考力の可視化



思考力育成プログラム「アイディアクエスト」と連携して、株式会社intuは「TQ(Thinking Quotient)」を開発しており、考える力を1000点満点で測ることができる手法です。これにより、子どもたちは自分の成長を具体的に把握することができます。TQテストを通じて現在の能力を見える化し、アイディアクエストでその能力を育むという循環が実現されます。

教育現場での実践



「アイディアクエスト」の内容は教育機関やスポーツチームとも連携して活用されており、実際に茨城県守谷市の教育スクール「のびのび館」などで導入されています。また、U-15女子硬式野球リーグでもプログラムが実施され、スポーツや学業といった多様な分野での「考えること」の重要性が実証されています。

自主的な思考力を育むために



AI技術が身近になる現代だからこそ、教育はAIの支援を受けつつ、人間自身が思考力を育むことが求められます。要するに暗記力や情報検索能力だけでなく、あらゆる選択肢を考え出し、自身で判断を下す力を身につける必要があるのです。この「考える文化」を子どもたちに与えることで、未来の自立した社会人を育てることが「アイディアクエスト」の目指す方向性です。

さいごに



株式会社intuの代表取締役、齊藤利通は「考える力は育てることができる」と強調し、すべての子どもが自ら考える力を身につけられる社会を実現するため、プログラムの拡充や地域との連携を進めていく考えを示しています。今後も教育現場での導入を進め、このニーズに応えていくことが期待されています。


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