名古屋のローソンが再生エネ活用
2025-11-28 15:40:48

名古屋のローソンが脱炭素実験店舗としてリニューアルオープン

名古屋のローソンが脱炭素実験店舗に変身



愛知県名古屋市にあるローソン中川野田二丁目店が、2023年12月1日にリニューアルオープンします。この新しい店舗は、脱炭素とレジリエンスの強化を同時に実現する実証実験の場として注目されています。これは、アイシン、MCリテールエナジー、中部電力、中部電力ミライズ、そしてローソンの5社による共同プロジェクトから生まれました。

再生可能エネルギーを最大限に活用



本店舗では、屋根や窓枠に設置された複数の太陽光発電設備を利用します。生成された電力の大部分は、店舗内での消費に充てられ、余剰電力は駐車場に設置された蓄電池に貯められ、夜間に使用される予定です。これにより、店舗の年間消費電力量の約14%を再生可能エネルギーで賄うことが目指されています。さらに、冷蔵・冷凍ショーケースにガラス扉やアクリル扉を取り付けることで、消費電力の削減も図ります。

災害時への備え



災害による停電が発生した場合も、店舗は蓄電池に保存されている電力を活用して重要な情報システムや照明などを稼働させることができます。これによって、緊急時の社会インフラとしての機能を維持し、より安心して利用できる店舗としての側面が強化されます。

ペロブスカイト太陽電池の導入



このプロジェクトでは、アイシンが開発したペロブスカイト太陽電池も採用されます。これは、軽量で折り曲げることができるため、従来の太陽光パネルでは設置が難しかった場所にも対応可能です。アイシンと中部電力は、このペロブスカイト太陽電池の実用性を検証し、社会実装への道を開くための研究も行います。

需給調整と未来の電力利用



MCリテールエナジーは、店舗に設置された蓄電池を活用して電力の需給調整を行います。これは、太陽光などの再生可能エネルギーの発電が天候に左右される中で、電力の供給と需要をバランスよく整えるための工夫となります。これにより、店舗内での電気の使用を効率化し、環境に優しい取り組みとなるでしょう。

このリニューアルオープンにより、ローソン中川野田二丁目店は、ただの便利なコンビニに留まらず、持続可能な社会作りへの貢献を果たす重要な役割を果たします。私たちも日常生活の中で、このようなエコフレンドリーな取り組みに注目し、支えていきたいものです。今後も、環境に優しい店舗の拡大を期待したいですね。


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