八ヶ岳での特別な音楽体験
八ヶ岳の絶景を背景に、初めての屋外ステージ公演となる「天空ピアノ」が登場します。この特別なプロジェクトは、地域の文化を育むカルチャープロデュースカンパニー、株式会社Kotobitoと、アート空間『森と、ピアノと、』を手掛ける株式会社とわいろによって運営されます。子どもたちが「自分だけの音」を見つけることをメインテーマにした、3日間の音楽ワークショップと特別コンサートが開催されます。
自分自身の音楽を探求する旅
本プロジェクトは、コンクールなどで高い技術を求められている子どもたちが、一度評価の枠を離れ、自分自身の感性を信じて音楽を楽しむことに重点を置いています。子どもたちには、技術的なハードルを超えて、自らの表現力を身につけることの楽しさを感じてもらいたいと願われています。この特別なイベントは、八ヶ岳の自然豊かな環境から生まれました。
舞台がもたらす音楽体験の新しい風
音楽ワークショップは、特別に設計された2つの舞台で開催されます。最初は、森に囲まれたアートスペース『森と、ピアノと、』でのインスピレーションを得る時間です。この場所では、静けさの中で自然の音やその感触を感じることができ、五感が刺激され、新しい音楽の表現を可能にします。
2日目には、「天空の舞台」へと移動し、八ヶ岳を見渡す中で表現を開放する環境が整えられます。この場所では、風や鳥の声、澄んだ空気が一体となり、子どもたちの感性を引き出します。舞台の設計を担当した若手建築家、大野宏氏は、自然を感じる設計思想でこの特別な空間を創り上げました。
優れた講師たちが支える音楽の旅
ワークショップには、地元長野で音楽教育に尽力している根本崇史氏、東京2020パラリンピックで編曲を手掛けた鈴木夕里氏、特別ゲストの西川悟平氏が参加します。これらの講師たちは、子どもたちが自分自身の表現を育むための素晴らしいサポートを提供します。
講師の紹介
- - 根本崇史氏: 国立音楽大学を卒業後、多彩なパフォーマンスを行いながら、地域活動にも力を入れている音楽家。
- - 鈴木夕里氏: クラシックからポップスまで幅広いジャンルを手掛け、2021パラリンピックの閉会式でも存在感を発揮したピアノ奏者。
- - 西川悟平氏: 病気により指に障害を持ちながらも、自己表現を追求し続ける、世界的に有名なピアニスト。
概要と参加方法
音楽ワークショップ「子どもたちの新たな音 ~Find Your Own Voice 自分だけの音を奏でよう~」は、2025年9月13日(土)から15日(月・祝)の3日間、長野県富士見町で開催されます。参加者には、5名程度の募集があり、ピアノ、声楽、バイオリン等から選択できます。参加費は無料ですが、交通費や宿泊費は自己負担となります。応募は2025年7月16日から7月31日まで受け付けられ、選考を通過した方には詳細な案内がされます。
コンサートのご案内
最終日にはスペシャルコンサートが開催され、参加者による演奏や講師たちのパフォーマンスが楽しめます。子どもたちがこの3日間の集大成を舞台で発表し、特別ゲスト西川悟平氏の演奏で盛り上がる瞬間を、ぜひお見逃しなく。
この新しい音楽体験が、子どもたちにとって大きな意味を持つ挑戦となります。八ヶ岳の自然と共に育まれる音楽の旅に、ぜひご注目ください。