女性の活躍と経済成長を考える国際イベントの報告
11月4日、ポピンズ株式会社の代表取締役社長グループCEOである轟麻衣子氏が、ICMA Women’s Networkと大和証券株式会社が主催する国際イベントに登壇しました。本イベントのテーマは「人権とジェンダー平等への投資がもたらす経済成長」でした。国内外から多くの参加者が集まり、女性の地位向上と経済成長のつながりを様々な視点から議論しました。
当日は、東京都知事の小池百合子氏と轟氏による基調講演が行われ、轟氏は「日本社会における女性のエンパワーメント」をテーマに講演しました。日本は教育や健康面で優れた女性リソースを有しているものの、ジェンダーギャップ指数では118位と厳しい状況にあることが明らかにされました。
日本における女性活躍の課題
特に問題視されているのは、子育て後に35%以上の女性が非正規雇用になることです。これにより、貴重な「眠れる労働力」がフルタイムで活躍できないという機会損失が生じています。この「眠れる労働力」が活用されることで、約8.7兆円の経済効果が見込まれるといわれており、女性のキャリア支援が経済発展にどれほど重要かが示唆されています。
ポピンズグループは創業以来、「働く女性の支援」をミッションに掲げ、女性がキャリアを諦める必要のない社会を目指して活動しています。この取り組みを通じて、長期的な経済成長に寄与することが可能であると信じています。ポピンズは「女性が輝くと世界が輝き、未来を変える」というパーパスを持ち、今後も日本社会の発展に貢献することを考えています。
ICMA Women’s Networkの概要
イベントの主催者であるICMA(国際資本市場協会)とその傘下のICMA Women’s Network(IWN)は、「Networking. Progression. Support.」の3つの目標を掲げて設立されました。IWNは、キャリアのあらゆるステージにある女性を支援し、債券市場におけるジェンダー平等の推進を目指すグローバルなフォーラムです。このネットワークの目的は、女性たちが交流し、互いに刺激し合える場を提供することです。
ポピンズの社会貢献
ポピンズグループは1987年に創業以来、「働く女性に最高水準のエデュケアと介護サービスを提供する」という信念のもと、ナニーサービス、ポピンズシッター、ナーサリー、学童保育、オーダーメイド介護サービスなど、幅広いニーズに応じたサービスを展開してきました。特に、2020年に日本初のSDGs-IPO企業として上場したことは、ポピンズの社会貢献の姿勢を象徴する出来事です。
ポピンズは、質の高い教育を提供し、ジェンダー平等を実現し、働きがいのある経済成長を目指すSDGsの3つの項目に特に注力しています。日常業務におけるエデュケアを通じて実践するだけでなく、ハーバード大学教育学大学院・プロジェクトゼロと共同で「子どものためのSDGs」をテーマに研究を行っており、アカデミックな面からも貢献する取り組みを進めています。
結論
このような取り組みを通じ、ポピンズは日本社会における女性の活躍推進に寄与し続けるでしょう。今後もポピンズが掲げる「女性が輝くと世界が輝く」というビジョンのもと、多くの女性が活躍できる社会の実現を目指します。