2025年 小中高生調査:未来を見据える十代の心
2025年9月、株式会社ワオ・コーポレーションが実施したアンケート調査は、全国の小中高生25,379人を対象に行われました。この調査は、現代の子どもたちがどのような価値観を持ち、未来の職業に対してどのようなイメージを抱いているのかを探るために実施されました。調査結果は、彼らの日常的な生活やデジタルデバイスの使い方についての洞察を与えてくれます。
調査の概要と目的
今回の調査では、以下の4つの質問が設けられました。これにより、小中高生の尊敬する人物、将来なりたい職業、デジタルデバイスの利用状況、そしてインターネットを使った学習法に関する実態が明らかにされています。
- - あなたが尊敬する人は誰ですか?
- - あなたが将来、一番なってみたい職業はどれですか?
- - 家でスマホやPC、タブレットを一番何に使っていますか?
- - 学校や塾以外で、インターネットを使って勉強したことはありますか?
1. 尊敬する人物:お母さんが圧倒的
調査結果によると、全学年を通じて「お母さん」が最も多くの支持を受けており、続いて「友だち」や「お父さん」が上位にランクインしました。特に学年が上がるにつれ、家族以外の人々、特に友人や先輩に対する尊敬が見られるようになります。全体の42.7%がこの3つの選択肢に集まっており、身近な関係性がいかに重要であるかが伺えます。
2. 将来の職業観:未定の割合が高い
次に注目されたのは、子どもたちの将来の職業に関する意識です。調査結果では、21.4%が「その他・未定」と答えており、具体的な職業名を持たず模索している層が目立ちます。AI技術の進化や社会の変化が急速に進む中、確固たる職業を選ぶことの難しさが子どもたちに影響を与えていると考えられます。
3. デジタルライフの実態:娯楽が主流
家でのスマホやPCの使用法についても注目されました。全学年で最も多かったのは「動画視聴」で、27.6%にのぼります。小学生は「ゲーム」の利用が高く、中高生になるとLINEやSNSといったコミュニケーションツールがメインと変わっていきます。学年が上がるにつれ、デバイスを「遊ぶ」から「つながる」ために使うという傾向が強まっていることがわかります。
4. ネットを使った学習:利用拡大も課題あり
最後に、学校や塾以外でのインターネット学習について。全体の39.5%が週2回以上の利用者であり、高校3年生においてはその割合が62.3%に達しました。しかし、過去に利用経験があるものの現在は使用していないという層も存在し、全体の18.9%を占めることが明らかになりました。学習習慣の定着に向けてさらなる取り組みが必要であると言えるでしょう。
この調査から、現代の小中高生が何を拠り所にして生きているのか、その姿が浮かび上がってきます。親としては、彼らの選択を尊重しつつ、時にはサポートすることも重要です。子どもたちの未来のビジョンを一緒に考えることは、今後ますます大切な役割となることでしょう。