深海研究発表会
2025-01-29 13:32:22

未来の海を考える!深海研究スーパーキッズの発表会レポート

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトの成果発表会



2025年1月26日、静岡県のCafe&Restaurant Temboooにて、「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト in 駿河湾」の集大成として、研究成果発表会およびプログラム修了式が開催されました。このプロジェクトは、次世代へ海の大切さを訴える日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われ、深海に強い関心を持つ小中学生たちがこの数ヶ月間に学んだ知識を基に、未来へのアイディアをプレゼンテーションする場となりました。

子どもたちによる発表がスタート



11名のキッズたちは、小学5年生から中学3年生まで幅広い年齢層で構成されています。発表会の開始前、緊張した面持ちの彼らの姿が印象的でしたが、いざプレゼンテーションが始まると、これまでの練習を活かして堂々とした発表を展開しました。審査員は、日本財団の海野光行常務理事、東海大学海洋学部の齋藤寛学部長、SBSの鈴木俊夫プロデューサー、そして特別ゲストとして登場したココリコの田中直樹さんの4名。審査員たちの前で、子どもたちの若々しいエネルギーと情熱が会場を盛り上げました。

大賞の受賞者とその内容



特に注目を集めたのが、深海研究スーパーキッズ大賞を受賞した藤田里菜さんの発表です。彼女は「魚の視覚」について、独自に描いたイラストを用いながら、深海魚がどのように光を感じ取るのかを説明しました。里菜さんはプログラム内で、チームメンバーへのサポートも光っていた存在であり、発表はその優しさが滲む内容でした。審査員の田中さんも、彼女たちのアイディアのクオリティに感銘を受けたようです。

精鋭たちの何が評価されたのか



里菜さん以外にも、様々なテーマに取り組んだキッズたちがいました。森莉緒菜さんは「未利用魚を知ろう!」という授業を提案し、日本財団賞を受賞、新村一乃真さんは光をテーマにした発表で特別賞に選ばれました。また、中野颯紀さんが深海資源から薬を作る方法を研究し、海洋研究賞を受賞するなど、それぞれのオリジナリティ溢れる提案が続きました。

深海に関する理解を深めて



発表後、全員に修了証が手渡されるとともに、海野光行理事からは最新の深海研究についての講評がありました。また、本物のマンガンノジュールにも触れる体験があり、参加者全員が新しい学びを得る貴重な時間となりました。

未来への繋がり



今回の発表会は、ただの教育プログラムではなく、深海の環境保護や未来の海を考える機会でもありました。海と日本プロジェクトを通じて、次世代へ海の大切さを受け継いでいこうという志が感じられるイベントでした。参加したキッズたちの成長がこれからの海洋研究や保全活動に繋がることを願っています。これからも海の魅力を多くの人に伝えていこうとする彼らの姿勢に、私たち大人も刺激を受けることでしょう。7ヶ月間、本当にお疲れさまでした!


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