令和7年度佐賀県母子・父子自立支援員研修会
11月12日、水曜日に一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所が主催した研修会が佐賀県で開催されました。この研修は、ひとり親家庭の自立支援員を対象にしており、支援に必要な知識や技術を向上させることを目的としています。
講座の概要
研修のテーマは「困難を抱える家庭への相談対応と寄り添い方~支援技術の基本~」です。ひとり親家庭の自立支援員としての役割を果たすために、実践的な知識や技術が学べる内容です。講師を務めたのは、カウンセリングセンター長の有田宏美氏で、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説してくれました。
講演のポイント
有田氏は以下の3つのポイントを重視しました:
1.
相談者と真摯に向き合う
相談者に対して先入観を持たず、同じ生活者として誠実に接することが大切です。信頼関係を構築することで、問題の整理や解決に向けて相談者とともに考える時間を持つことができます。問題解決の主役は相談者であり、支援員はその未来を支える伴走者であるとのことです。
2.
信頼を得るための3要素
支援員は、「態度」「知識」「技術」という能力の3要素とコミュニケーションの基本を身につけることが肝要です。これにより、相談者との信頼関係を強化し、より良い支援を行うことが可能になります。
3.
人とのネットワークの重要性
支援員も孤立せず、関係機関との連携や社会資源の活用を図ることで、より多くの人と心をつなげることが必要です。これにより、支援が広がり、より多くの家庭に手を差し伸べることができるのです。
成長力と再生力の信頼
最後に、有田氏は相談者を現状で判断するのではなく、全ての人が持っている「成長力」と「再生力」を信じることの重要性を強調しました。支援を継続することで、相談者が自立へと向かう道を一緒に歩むことができるのです。
連絡先と次回の予定
研修会の詳細や今後の講演・取材の依頼は、一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所へお問い合わせください。メールまたは電話でお気軽にご連絡を。
- - 電話番号: 03-6459-4770
- - ウェブサイト: 公式サイト
- - 連絡先メールアドレス: お問い合わせ
この研修は、今後も地域におけるひとり親家庭の支援に大きく貢献していくことでしょう。