中高生と保護者が参加！カテーテル医療体験教室が池袋で開催

参加者が医療を体感する夏休みイベント

2025年7月26日、東京都池袋のサンシャインシティで「見てびっくり！ふれてなるほど！カテーテル医療体験教室」が開催されました。中学生や高校生、そしてその保護者を対象としたこのイベントは、医療への関心を引き出すことを目的に企画された特別な体験教室です。

この教室を運営するのは、静岡県に本社を置く医療系ベンチャー企業、メドキュレーション株式会社。彼らは、新しい医療技術に触れることで、将来の医療を担うべき子どもたちが医療に興味を持ち、理解を深める機会を提供したいという思いを持っています。

体験内容の充実

教室では、カテーテルに関するさまざまな体験が用意されていました。参加者は、医師や医療機器専門家の指導のもと、全4セクションに分かれて実際の医療技術を体感しました。

1. 血管形成術（PTA）体験 では、バルーンカテーテルを用いて血管の狭窄を広げる模擬操作が行われました。参加者は、目の前で実際に血管が修復される様子に驚きと感動を覚えました。

2. カテーテル操作体験 では、肝臓や腎臓の血管を模した人体モデルを使い、ガイドワイヤーやカテーテルの操作を実施。医療現場の緊張感や繊細な動きを実体験することができました。

3. 血管塞栓術体験 では、金属コイルを挿入して血流を遮断するプロセスを模擬体験。疾患に対する理解が深まる貴重な時間となりました。

4. 異物回収体験 では、体内に残った異物をカテーテルで回収する方法を学ぶことで、実際の医療現場での複雑な作業を疑似体験しました。

参加者の声

イベントには59名が参加し、彼らの反響は非常に良好でした。参加者からは、「医療の現場に関するリアルな体験ができて良かった」「医療技術への理解が深まった」「カテーテルについての知識が増えた」といったポジティブな意見が続々と寄せられました。中には、「子どもも医療に近くなり、今後の進路についての考察ができた」といった声もあり、親子で医療について話し合うきっかけにもなったようです。

意義ある体験

このようなイベントは、単にカテーテルの使い方を学ぶだけでなく、医療への理解を深め、未来の進路選択に影響を与える大切な機会です。現在、全国の高校生を対象とした調査によると、医療を志す学生が増加している中、本イベントはそのニーズに応える形で企画されたものです。

メドキュレーションでは、引き続き医療に対する理解と関心を育む活動を実施していく方針です。参加者と共に、医療の未来を考える機会が今後も多く生まれることを期待しています。こうした取り組みを通じて、より多くの人々が医療の重要性を実感し、未来を担う人材となることが求められています。