長崎の子どもたちが生成AI体験！新たなキャラクター制作に挑戦

長崎の子どもたちが生成AIを体験！

2025年8月23日、長崎県のディーエスブランドが主催する「はじめての生成AI キャラクター&動画作成体験ワークショップ Vol.2」が、長崎市内の施設「DS Branch」で開催されました。このイベントは、地域の子どもたちの創造性を育むことを目的としたプロジェクト「NAGASAKI MIRAI PORT」の一環として行われました。

イベントの背景

ディーエスブランドは、多様なITソリューションを提供する企業であり、特に子どもたちが最新技術に触れる機会を大切にしています。2022年に発足した「NAGASAKI MIRAI PORT」プロジェクトでは、新しいインターネットの形であるWeb3を利用し、年齢や性別、地域を超えて子どもたちが活躍できる未来を目指しています。これまでにARやVRをテーマにしたイベントを開催してきましたが、今年は新たに生成AIを取り入れ、動画生成の体験も加わりました。

ワークショップの概要

当日のワークショップには、グラフィックアーティストのPAC氏とRainbow Chainの代表取締役雨弓氏が講師として参加しました。参加者は長崎市の小学校に通う親子で、無料で参加できるこのイベントは大変な人気を集めました。プログラムの内容は以下の通りです：

1. 生成AIツールの使い方を学ぶ
2. オリジナルキャラクターの制作
3. 作成したキャラクターを使った動画制作
4. 完成作品の発表と共有

参加者は、生成AIツールを用いて自分自身のオリジナルキャラクターを作り、それを基に簡単な動画を制作しました。子どもたちの自由な発想から生まれたキャラクターは、講師によるサポートを受けながら、次々と形になっていきました。

イベントの様子

ワークショップが始まると、会場は興奮と期待感に満ち溢れました。PAC氏と雨弓氏による「AIとは何か」という入門的な説明から、子どもたちは早速自分のタブレットで作業を始めました。最初は緊張していた子どもも、講師の助けを得てすぐに慣れ、生成AIの力を実感する様子が見受けられました。「カラフルなくまさん」などユニークなキャラクターが誕生し、参加者たちはそれらを使って動画制作にも挑戦しました。

後半では、自分のキャラクターが動き出す様子を見て、子どもたちの歓声が会場中に響き渡りました。親子で協力し合いながらクリエイティブな時間を楽しむ姿は、とても微笑ましかったです。完成した動画は、最後にみんなで観賞し、互いに作品に拍手を送り合いました。

参加者の反応

イベントを終えた参加者からは、たくさんの感想が寄せられました。ある児童は「絵を描くのが少し苦手だったけど、AIがサポートしてくれたおかげで楽しくキャラクターを作ることができた。動き出すのが嬉しかった」と語り、保護者からは「普段触れることのない最新の技術に親子で楽しめたことは貴重な体験でした」との声も。