女子中高生に人気のSTEM体験イベント「Girls Meet STEM」の魅力とは

中高生女子に特化したSTEM体験イベント "Girls Meet STEM"

2024年12月、公益財団法人山田進太郎D&I財団と一般社団法人42 Tokyoが協力し、女子中高生のための特別なバリアントを提供するプログラム「Girls Meet STEM」が開催されました。このイベントでは、約200名の参加者が日本を代表する企業や団体からのサポートを受けて、実際のIT関連の業務を体験しました。

イベントの目的とは？

「Girls Meet STEM」は、中高生女子がSTEM（科学、技術、工学、数学）分野におけるキャリアの選択肢を広げることを目指しています。参加者は、実際のオフィスツアーやプログラミング体験、女性エンジニアとの交流を通じて、未来の仕事に対する理解を深めていきます。高校生だけでなく、中学生の参加もあり、あらゆる年齢の女子たちが新たな挑戦に興味を持つきっかけを提供しました。

参加企業の多様性

本イベントには、11社の主要企業が参画しました。各企業が独自のプログラムを提供し、参加者はそれぞれの職場文化や業務内容を直接触れるチャンスを得ました。参加企業には、NTTドコモ、IBM、セガ、ZOZO、DeNAなど、日本のIT業界を代表する会社が揃っており、多様なキャリアパスや働き方を学ぶことができました。

プログラム内容の詳細

参加者は、各企業の提供するプログラムに参加し、様々な体験をしました。例えば、NTTドコモでは、スクラッチを使ったプログラミング体験が行われ、参加者同士のアイデア共有が活発でした。IBMでは、先進技術を体験するためのオフィスツアーに参加し、さまざまな職種の女性社員との座談会が開かれました。セガでは人気ゲーム『ぷよぷよ』を使ったプログラミング講座があり、講義だけでなくプロのプレーヤーによる華麗なパフォーマンスもありました。

参加者の声

イベント後のアンケートでは、参加者の9割以上が「ためになった」と回答し、多くの高校生が「未来のイメージが鮮明になった」とコメントしています。中学生は、「就職は遠い未来と思っていたが、身近に感じられた」との声を寄せ、実施された体験が将来に対する不安を取り除くきっかけになったことを示しています。

「Girls Meet STEM」の意義

これまで女性が少なく、多くのジェンダーギャップが存在するSTEM領域ですが、こうした体験プログラムを通じて、女子中高生に新たなキャリアの可能性を示す取り組みが広がっています。今後もこのようなイベントが増えることで、さらなる女性の活躍が期待されます。

まとめ

中高生女子を対象にした「Girls Meet STEM」は、STEM分野での将来のキャリアを考える素晴らしい機会を提供しました。各種のプログラムを通じて、参加者が自分自身の可能性を見出し、未来に向けて勇気を持って歩んでいけるようサポートしていました。STEMに興味がある女子たちにとって、このような体験が新たな挑戦へとつながることを願っています。