ドミノ・ピザが福岡エリアでEVトラックを導入
25年以上にわたり、日本で宅配ピザ市場をリードしてきたドミノ・ピザ。今回、同社は福岡エリアにおいて、QSR業界で初めてEVトラックを導入することを発表しました。この取り組みは、環境意識の高まりを背景に、宅配に伴うCO₂排出量を大幅に削減することを目的としています。
EVトラック導入の背景
食品業界や飲食業界においては、物流の効率化と環境負荷低減が急務とされています。ドミノ・ピザでは、全国の店舗に食材や資材を安定的に供給するため、持続可能な物流システムを模索してきました。特に、最近ではESG(環境・社会・ガバナンス)への関心が高まっており、環境に優しい運送手段へのシフトが求められています。
いすゞ自動車とシモハナ物流との共同プロジェクトとして進められる今回の試みでは、福岡における実績を基にした導入を実現。試験運行を通じて、EVトラックの運用効率や実用性を詳しく分析してきました。福岡エリアでの実施は、ドミノ・ピザの環境負担を減らせるだけでなく、ドライバーの作業負担軽減にも寄与します。
CO₂排出量の具体的な削減効果
年間でおおよそ16%のCO₂排出量削減が見込まれています。具体的には、福岡エリアにおけるディーゼル車の燃料消費量が4,400リットルと仮定した場合、年間のCO₂排出量は約11.5トンです。それに対し、EVトラックを利用すると、年間電力消費量が約20,412kWhになるため、CO₂排出量は約9.7トン。これによって、環境への影響を最低限に抑えることが可能になります。
静かで快適な運転環境
導入されるEVトラックは、いすゞ自動車の優れた技術に基づき設計されています。従来のディーゼルトラックと共通のシャーシを使用しているため、運転感覚が損なわれることはありません。その上で、EV特有の静粛性やスムーズな加速感により、ドライバーの運転ストレスが軽減されることが期待されています。安全装置も充実しており、街中での配送に十分対応できる性能を持っています。
3社の連携による持続可能な配送体制
この取り組みは、いすゞ自動車、シモハナ物流、そしてドミノ・ピザの3社の協力によって実現されています。いすゞはEVトラックの供給と導入支援を行い、シモハナ物流はその安定運用を担当します。直近の物流運営に蓄積されたノウハウを活かし、EVトラックの利用によって更なる効率化を狙うのです。
福岡から全国へ
ドミノ・ピザは、福岡でのEVトラック導入を皮切りに、今後さらに配送エリアの拡大と導入台数の増加を進める計画です。これにより、お客様により便利で美味しいピザをお届けしつつ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化していきます。環境に優しい取り組みとして、今後の展開に期待が寄せられます。