感謝を見える化
2025-09-24 12:02:28

心のつながりを育む!店舗間の感謝を見える化した新しい風土改革

感謝の見える化プロジェクト



奈良を中心に19店舗を展開する振袖専門店、ファーストステージが、2025年6月から新たに始めた「気遣いの発送方法」。これは、店舗間で行われる荷物のやり取りに感謝のメッセージを添えることで、社内の思いやりを目に見える形で広める取り組みです。

新しいコミュニケーションの形



現代では、働き方が多様化し、社員間のコミュニケーションが求められる中、ファーストステージは物理的な荷物のやり取りを通じて心の絆を再構築する新たな施策を導入しました。従来の業務的な発送から、感謝の気持ちを込めた”気遣い便”へと変化。

社員は、衣装や備品を送る際に、まず洗濯やクリーニング、アイロンがけを行い、借りた時よりも綺麗にして送り返すのが基本ルール。また、感謝の気持ちを伝えるために、手書きのメッセージカードを添えることが推奨されています。このように、社員一人一人の思いやりが形となるよう工夫されています。

共有される感動



荷物を受け取った店舗は、丁寧な梱包や心のこもったメッセージに感動し、その様子を写真に撮って社内LINEアルバムに投稿。これにより、感動は個人にとどまることなく、全社員に広がる仕組みが整っています。

さらに、毎月「ベスト発送店舗」の選定を行い、社員のモチベーション向上や異店舗へのリスペクト意識を高めています。実際、2025年の6月から8月の3か月間、アルバムへの投稿件数は前月比150%を記録するなど、予想以上の反響がありました。

社員の声



社内アンケートでは、社員から以下のような高評価の意見が寄せられています:

  • - 「想像以上に丁寧な梱包に、気持ちまで温かくなりました」
  • - 「手書きのメッセージに感動し、こちらも丁寧に送り返したくなった」
  • - 「発送が“業務”ではなく“つながり”と感じるようになった」

こうした好循環が社内文化として根付き「感謝・思いやり・助け合い」が日常業務に浸透しつつあります。取締役社長の近藤陽子氏は、「この取り組みは作業になりがちな業務の中に、心を通わせるきっかけを作る試み。社員の優しさが可視化されて、組織全体の絆を深めています」とコメントしています。

社外への広がり



この「気遣いの発送方法」は、社内の温かい雰囲気を社外にも波及させています。お取引先への発送時にも、この取り組みを活用し、多くのお取引先様から「丁寧な梱包と温かいメッセージに感動しました」との声を頂いています。

また、そのお取引先様からファーストステージへの荷物にも心のこもったメッセージカードが添えられ、嬉しい“感謝のキャッチボール”が生まれているのです。

さらなる発展へ



今後、この取り組みは社内イベントや共有システムと連動し、組織全体で「思いやり」を育む文化へと拡充していく予定です。また、店舗の雰囲気づくりを支える「あいさつ+1運動」や「あいさつマスター認定制度」も並行して実施中です。

どこの店舗でも、心温まるコミュニケーションを意識し、皆が尊重し合う文化が根付くことを目指しているファーストステージ。これからも「感謝・思いやり・助け合い」の理念を大切にし、社員が働きがいを感じられる環境づくりに努めてまいります。


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